トヨタ・ハイラックス 詳細データテスト オンよりオフの走りで本領発揮 乗り心地には改善の余地あり

公開 : 2023.03.11 20:25

使い勝手 ★★★★★☆☆☆☆☆

インフォテインメント

ハイラックストヨタ・タッチ2インフォテインメントシステムは、10年近く使われているが、トヨタの乗用モデルのほとんどで退役しているシステムだ。

もっとも、最新のデジタルテクノロジーを期待するようなクルマではないし、その手の装備は必要ないというオーナーもいるだろう。それでも、新車を買って型遅れのデバイスが付いてくるのは、多少なりとも残念に思わずにはいられない。

インフォテインメントは型遅れのシステムだが、実体スイッチが多く使いやすい。オーディオはプレミアム仕様だが、サウンドとスピーカーのデザインは物足りない。
インフォテインメントは型遅れのシステムだが、実体スイッチが多く使いやすい。オーディオはプレミアム仕様だが、サウンドとスピーカーのデザインは物足りない。    LUC LACEY

インターフェイスは、ショートカットボタンに囲まれた8.0インチのタッチディスプレイなので、タップやスワイプを繰り返さなくても簡単に操作できる。スマートフォンのミラーリングは有線接続だが標準装備で、Apple/Androidの双方に対応。しかし、ワイヤレス充電は用意されていない。

ハイラックスではGRスポーツにのみ、9スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステムが標準装備される。とはいえ、魂に響くようなサウンドとは言えない。音質は厚みに欠け、スピーカーのまとまりがないデザインも残念だ。

燈火類

ハイラックスGRスポーツに標準装備のLEDプロジェクターヘッドライトは、オートライト付きだが、アクティブ切り替えは備わらない。ハイビームは明るいが、抜きん出たものではない。アクセサリーのライトバーがほしくなる気持ちもわからないではない。

ステアリングとペダル

広いフットウェルに配置された、大きく、スペースも十分に空いたペダルは操作しやすい。ステアリングコラムのオフセットはわずかで、気になるほどではない。テレスコピックの調整幅は不足気味だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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