トヨタ・ハイラックス 詳細データテスト オンよりオフの走りで本領発揮 乗り心地には改善の余地あり

公開 : 2023.03.11 20:25

購入と維持 ★★★★★★★★★☆

トヨタがシャシーの改修を合理的な範囲に収めたことで、ベース車に対する価格上昇も小さく抑えられた。装備内容の近いインヴィンシブルXからは2250ポンド(約37万円)のアップで、車両価格は4万9000ポンド(約799万円)と、5万ポンド(約815万円)を切る。フォード・レンジャー・ラプターのディーゼル車より、12%ほど安い。

英国における1tピックアップの税区分は、それがいいのか悪いのかは別として、PHEVよりも低い。そのことは、ユーザーの現実的な購買動機のひとつになりうる。さらに、正規ディーラーでサービスとメンテナンスを受ければ、保証は10年・16万kmまで延長される。

荷台にハードトップが付く仕様もあるが、オープンデッキタイプにはスポーツバーが装着される。スキーや自転車などの積載に便利、かと思いきや、これはあくまでもスタイリングに花を添えるアクセサリーなのだとか。この手のトラックに、機能性がないものを付けるのはいかがなものか。
荷台にハードトップが付く仕様もあるが、オープンデッキタイプにはスポーツバーが装着される。スキーや自転車などの積載に便利、かと思いきや、これはあくまでもスタイリングに花を添えるアクセサリーなのだとか。この手のトラックに、機能性がないものを付けるのはいかがなものか。    LUC LACEY

テスト時の巡航燃費は11.5km/Lと、このサイズとしては悪くない数字で、トヨタ車ならではの信頼性も当然ながらある。買って間違いはないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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