アウディ 最も「過激」なハイパフォーマンスモデル、2024年発売へ RS6アバントを強化

公開 : 2023.05.19 18:25

アウディ・スポーツはRS6をベースにした新たな高性能モデルを2024年発売することを明らかにしました。RS6のエンジンとシャシーを大幅に強化した「過激」なものになると言われています。実用性も配慮されるとのこと。

RS最強モデル登場か

アウディは、RS6アバントをベースとする新型の高性能モデルを2024年に発売すると発表した。

詳細はまだ明らかにされていないが、従来のRS6のパワートレインとシャシーに改良を加え、RSシリーズで最も「過激」なモデルになると期待される。

2021年に公開されたアウディRS6 GTOコンセプト
2021年に公開されたアウディRS6 GTOコンセプト    アウディ

アウディの高性能車部門であるアウディ・スポーツのセバスチャン・グラムス代表は、ブランド40周年記念式典でRS6と新型車について触れ、これまで以上に強力かつシャープなダイナミック性能を備える可能性を示唆した。

RS6の中で最もハードコアなバージョンになるのかとの記者の質問に対し、グラハム氏は「いいえ、もっと過激にすることができます」と答えた。

「アウディ・スポーツのポートフォリオが研ぎ澄まされていることがおわかりいただけるでしょう。わたし達は常に、テクノロジーを最大限に活用しようとしているのです。これが、わたしの研究開発部門への挑戦です。わたし達はさらに先へ進むことができる。さらに強く、さらに高性能に、さらに鋭く……」

「しかし、RSモデルが日常的に使われていることを忘れてはいけません。RSモデルは一日中使えるクルマであり、必要に応じて性能を発揮しなければなりません」

グラムス氏は、RS6を「ポートフォリオの中核をなすモデル」と表現したうえで、新型車を「RSモデル」と呼んだ。

さらに、2024年にPPEアーキテクチャ(ポルシェと共同開発)をベースにしたアウディ・スポーツ初のEVも公開すると述べた。

「過激」なRSモデルの詳細は年内に明らかにされる見込みだが、2021年に発表されたコンセプトモデル「RS6 GTO」にそのヒントを見ることができるだろう。RS6 GTOは、アウディの四輪駆動システムであるクワトロの40周年を記念して、見習いのデザインチームによって考案されたものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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