Juju(野田樹潤)ブログ

2023.08.05

【Juju(野田樹潤)ブログ】第91話:不可解な判定 ぶっちぎりの優勝で鬱憤を晴らす

ぶっちぎりの速さを見せてやる!

この件で監督はすぐにオーガナイザーでありライバルチームの監督でもある(!?)フランツ・ウォスのところに抗議に行ったのですが、裁定が覆ることはありませんでした。

「もー、こんなレースには出たくない!」レース1の直後、NODAレーシングでは荷物をまとめて帰ろうという話をしていました。

でも今回は日本からスポンサーさんや日本人のファンの方も駆けつけてくれていたこともあり、レース2への参加を決めました。

わたしは「もう一回ぶっちぎりの速さを見せて、格の違いを見せつけてやる!」と決意し、ポールポジションのグリッドに着いたのです。

スタートが決まり、レースはわたしが思っていた通りの展開に。普通はトップに立って後続のマシンが離れはじめたらタイヤをマネジメントするものですが、今回のわたしはずっと攻め続け、ファステストラップを連発して16周のレースを終えました。

2位との差は12秒。文句なしの結果でレース1のリベンジを果たすことができたのです。

2位との差は12秒。文句なしの結果でレース1のリベンジを果たすことができたのです。 写真:NODAレーシング

レース後、監督と、このシリーズはそろそろ卒業かなという話をしました。

わたしが速くなってくると色々と予測していないことが起こるのはデンマークの時と同じ。それに今年のわたしはEFO(ユーロ・フォーミュラ・オープン)を優先し、全レース出場がかなわないため、ドレクセラーカップでチャンピオンを取れる可能性は高くありません。

だったらより高い目標に向けて新たな挑戦をした方がいいのではということです。

次のレースは9月10日、レッドブルリンクで開催されるEFOになります。少し間が空きますが、みなさんこれからも応援よろしくお願いします。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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