米中のみ ボルボS90ロングホイールベースを中国で試す 気になるところも

2017.08.03

サマリー

ロングホイールベースとなったボルボS90は、中国とアメリカという限定的な販売にはなるものの、気になって仕方ないので直接見に行ってきました。

■どんなクルマ?

中国/アメリカ専用 S90ロングホイールベース

ボルボは「将来的に全モデル電動化」という発表を行なったが、中国では、アイドリングストップ機能さえ備えたクルマがなかった。

中国のジーリー(吉利汽車)の資本になってから、スウェーデンと中国の2面性を持ったボルボは、葛藤に苦しむこととなる。

吉利汽車の意向としては、ライバルであるBMW 5シリーズや、メルセデス・ベンツEクラス、それからアウディA6を打ち負かすような、大きく、豪華絢爛なクルマを望んでいたが、ボルボ側としては、より大衆受けする小さめのクルマをプッシュしたかったのだ。

結果的に中国が勝ったが、これは決して悪いことではない。

中国版の5シリーズやA6、EクラスにジャガーXFもそうだが、ロングホイルベース化がなされている。というのもこのあたりのクルマはお抱え運転手が付き、ファミリー向けに使われることが少なく、リアシートに座るのは大人ばかりという事情があるからだ。

ベースとなったモデルから、12cmストレッチした今回の主役だって、そういった使われ方をするのだろう。

ちなみにS90 LWB(ロングホイールベース)はイギリスはおろか、ヨーロッパ圏ですら販売されない。中国とアメリカだけの販売だ。このような長めのクルマが本領を発揮するのは広い国土を持った国だというのは当たり前なのだけど。

 
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