1000Nmの加速は圧巻! 高級車として圧倒的な存在感『ベントレー・コンチネンタルGTCマリナー』【スーパーカー超王が斬る】

公開 : 2026.06.04 11:45

ベントレーのビスポーク部門がプロデュースしたアップグレードモデル、『コンチネンタルGTCマリナー』に、スーパーカー超王こと山崎元裕が試乗します。プラグインハイブリッドとなるそのパフォーマンスは、まさに圧巻です。

マリナーのプロデュースによるアップグレードモデル

2003年に誕生した初代モデルから数えて第4世代となる、『ベントレー・コンチネンタルGTC』。

そのラインナップに、同社のビスポーク部門である『マリナー』(Mulliner)のプロデュースによるアップグレードモデル、『コンチネンタルGTCマリナー』が追加設定されたのは、2024年10月のことだった。

ビスポーク部門によるアップグレードモデル、ベントレー・コンチネンタルGTCマリナー。
ビスポーク部門によるアップグレードモデル、ベントレー・コンチネンタルGTCマリナー。    平井大介

ハイエンドのオープンスポーツを求めるカスタマーが切に望むに違いない、パフォーマンスとラグジュアリーが究極の域で共存するこのモデルは、個人的にも常に気になる存在だったのだが、先日、そのステアリングを握る機会が訪れた。

表現を変えるのならば、最新の技術と伝統が共存するともいえるベントレーが誇る最新作、コンチネンタルGTCマリナー。早速そのインプレッションを報告することにしよう。

特別であることを控えめに主張

試乗車を目前にしてまず感じたのは、やはり高級車としての圧倒的な存在感だった。

スタンダードなコンチネンタルGTCをベースに、マリナー専用となるフローティングダイヤモンド・ラジエーターグリルや、セルフレベリングホイールバッジ付きの22インチ径ホイールなどが新たに採用されたことで、エクステリアにはさらにスポーティな印象が生み出されることになった。

セルフレベリングホイールバッジ付きの22インチ径ホイールなどを新たに採用。
セルフレベリングホイールバッジ付きの22インチ径ホイールなどを新たに採用。    平井大介

フロントフェンダー上には『MULLINER』のエンブレムが備わり、このモデルが特別なコンチネンタルGTCであることを控えめに主張する。

グレイバイオレットのボディカラーと、こちらはオプションとなるツイード調のファブリック製ソフトトップのコンビネーションも実にスタイリッシュだ。ちなみにソフトトップは、50km/h以下ならば走行中でも15秒でオープン、もしくはクローズが可能。どちらのスタイルを選んでもそのシルエットは感動的なほどに美しく、また端正でもある。

伝統とするクラフトマンシップの極み

これこそが、マリナーが伝統とするクラフトマンシップの極みなのだと一瞬で理解させられる内装のフィニッシュは、まさにこのモデルが最大の魅力とするところだ。

メインハイドに『リネン』、セカンダリーハイドに『ダムソン』と呼ばれるカラーが選ばれたキャビンには、さらに約60万円のオプションとなるマリナー・ビスポークインテリアが追加されており、その上質感は全席で感じることができる。

内装のフィニッシュは、まさにこのモデルが最大の魅力とするところ。
内装のフィニッシュは、まさにこのモデルが最大の魅力とするところ。    平井大介

前席に姿勢調整機能とオートクライメイトシステムを備えたウェルネスシートを標準装備していることも、このマリナーでは見逃せないポイントだ。

そのまさに贅を極めた、そして機能的にデザインされたキャビンには、ほかにも多くのトピックスが秘められているのだが、そろそろベントレーというブランドが持つもうひとつの魅力である、走りへと話を進めよう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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