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シトロエンC3新型 構成シンプルながら仏らしく 1.2ガソリンも十分 日本試乗

2017.10.07

100字サマリー

何よりルックスが興味をひくシトロエンC3を、吉田 匠さんが国内で試しました。ポイントは男性3人+機材でテストしたという点。素材にめずらしさはないけれど、フランスらしい味わいがありました。

もくじ

どんなクルマ?
構成は一般的ながら「らしさ」が

どんな感じ?
3名+撮影機材 高速巡航でも不足なし
C3、ワインディングの走りを検証

「買い」か?
日本でもヒットする要素あり

画像ギャラリー
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スペック
シトロエンC3のスペック

どんなクルマ?

構成は一般的ながら「らしさ」が

シトロエンC3とは、Bセグメントに属するシトロエンのハッチバックで、今回の新型はその3世代目に当たるモデルだ。2002年発表の初代はかつての2CVを連想させるスタイルの5ドア、2代目もその発展型というべきモデルだったが、本国では去年発表された3代目はそれらとはまったく違う雰囲気のクルマだ。

3代目のボディは2代目より確実に拡大されて、全長3995×全幅1750×全高1495mm、ホイールベース2535mmと、全長こそ4m以内に収まっているものの全幅は5ナンバー枠の1700mmを超えて、今日のヨーロッパのBセグメントカーの平均的な大きさになった。

と同時にそのスタイリングも、2015年に世に出ていたC4ベースのクロスオーバー的存在、C4カクタスのデザインとテイストを採り入れたものに一変した。2段構えの分厚いノーズに始まるスタイリングは、若干SUVもしくはクロスオーバー風ではあるが、れっきとした5ドアハッチバックである。

新型C3の特徴をひとつだけ挙げろといわれたら、シトロエンらしさを確実に実現しているところ、というのが正解だろう。C4カクタスの発展型もしくはバリエーションといえるスタイリングがまず、他社のどのクルマにも似ていない。つまり、個性派シトロエンに相応しい外観をしているわけだ。

ではメカニズムも相当に独特なのか、というと実はそうではない。かつてはシトロエン的独創性の塊だったサスペンションも、フロントがマクファーソンストラット、リアがトーショナルビームの半独立という、このクラスの小型車のごくごく標準的な脚にすぎない。

それに加えてエンジンも、1.2ℓ3気筒ターボという、今や小型車のダウンサイジング系としては一般的なものを搭載。一方、これまでは明らかに時代遅れだったトランスミッションも、アイシンAW製6段ATの最新仕様を標準搭載して、一気に今日の水準に追いついている。日本仕様にはMTの設定はない。

日本での発売車種は、200台限定のデビューエディションがすでに完売の今、ベーシックな「FEEL=フィール」と、そこにブラインドスポットモニター、バックカメラ、スマートキー、コネクテッドカムなどを標準装備した「SHINE=シャイン」の2モデル。ナビはオプションだが、前者が216万円、後者が239万円というプライスも、魅力的だ。

 
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