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初試乗 新型 ランドローバー・ディフェンダー・プロトタイプ 2020年リリース

2019.08.10

100字サマリー

2020年にまったく新しく生まれ変わるランドローバー・ディフェンダー。その堅牢性や信頼性、路面を選ばない走破性で、先代までの人気を引き継ぐことができるのでしょうか。英国の開発現場へ乗り込み、試乗する機会を得ました。

もくじ

世界の過酷環境を再現した発展途上国コース
迫るスロバキアの工場からのラインオフ
どんなランドローバーよりハードコアな走破性
アダプティブ・ダンパーに温度監視機能を追加
テスト用ロボットマシンで24万kmのテスト
新しいディフェンダー像を築き上げる

世界の過酷環境を再現した発展途上国コース

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

目下英国では、ブレグジットに対する世論の高まりが激しくなる一方だ。だが、タフなオフローダーの開発のために、英国のランドローバー本社のスタッフが、遥か彼方の秘境へと向かう必要はなくなったらしい。

JLR(ジャガー・ランドローバー)本社の自動車試験場には、深いわだちに大きな起伏、いくつもの大きな穴が空いた舗装路、泥や砂、グラベルの不整路が「整備」されている。通称、発展途上国テストコース。英国の湖水地方の森林だけでなく、アフリカのコンゴ民主共和国からインドとバングラデシュの国境地域まで、あらゆる環境の路面を再現した施設となる。

ランドローバー・ディフェンダー・プロトタイプ
ランドローバー・ディフェンダー・プロトタイプ

このテストコースがあるからこそ、ランドローバーは本物を生み出すことができる。そして、会社の名前にもなった、直接的な遺伝子を受け継いだクルマが、まもなく新たに誕生しようとしている。コードネームはL633、すべてが一新されたディフェンダーだ。

ランドローバー社の製品技術チームのリーダー、アンディ・ディークスが、先述の厳しいテストコースを激しくドライブする新ディフェンダーに同乗させてもらった。耐久性や信頼性の断片は確かめることができるだろう。

アンディのドライブは容赦ない。クルマは走行中も常に開発目的でデータ収集を続けている。他のスタッフはアンディ以上に攻めた走りをし、わずかなきしみ音でも静め、可能性があるすべてのトラブルを潰すために努力をしていた。少なくとも助手席から観察している限り、とても手際よくテストをしているようだ。

 
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