世界初 空飛ぶクルマ量産へ PAL-V社がウェブ販売

公開 : 2018.03.07 20:30

いよいよ「空飛ぶクルマ」が実現するようです。オランダのPAL-Vがジュネーブで公開した世界初の量産フライング・カーとなるリバティには、走行用と飛行用にそれぞれ1基ずつのエンジンが積まれています。渋滞知らずのフライング・カーですが、離着陸には条件もあるようです。

もくじ

世界初のフライングカー 購入はウェブサイトから
エンジンは2基 離着陸にはスペースが必要
組立てはオランダで 長年に渡るハードワークの成果

世界初のフライングカー 購入はウェブサイトから

42万5000ポンド(6453万円)ほどのプライスタグを掲げる世界初の量産フライングカー、PAL-Vリバティがジュネーブ・モーターショーで公開された。

オランダを拠点とするPAL-Vでは、リバティは現行のいかなる規制にも完全に合致しており、「航空と移動の歴史にとって重要な瞬間」を表す存在だと話す。最初のデリバリーは来年を予定している。


この空飛ぶクルマは、リバティ・パイオニア・エディションとして、税別49万9000ユーロ/59万9000ドル(約6589万円)でPAL-Vのウェブサイトから購入することができる。この価格には飛行訓練費用、パワー・ヒーティングとパーソナライゼーションと呼ばれるオプションが含まれている。

販売されるのは90台のみで、約半数が欧州の顧客向けに納入される。そしてこのデリバリーが完了したあとには、リバティ・スポーツの納入が開始される予定だ。

リバティ・スポーツはPAL-Vのウェブサイトで税別29万9000ユーロ/39万9000ドル(約4389万円)で販売されている。

このモデルではパイオニア・エディションほどのパーソナライゼーションを行うことはできないが、価格には飛行訓練コストと、パワー・ヒーティングとカーボンファイバー部品などのオプションが含まれている。

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