英中合弁会社の新ブランド『フリーランダー』 タフなSUVシリーズ、欧州や英国展開の可能性も 価格も異なり競合は懸念せず
公開 : 2026.05.18 07:05
ジャガー・ランドローバー(JLR)のCEOは、チェリー(奇瑞汽車)による『フリーランダー』ブランドの英国展開を阻止しないと語りました。名称とデザインをJLR、開発をチェリーが手掛け、グローバル販売を目指します。
中国からグローバルへ展開
ジャガー・ランドローバー(JLR)は、中国で提携するチェリー(奇瑞汽車)と立ち上げた新ブランド『フリーランダー』について、英国への導入を拒むつもりはないという。新CEOのP.B.バラジ氏が述べた。
また、フリーランダーの中国製SUVが英国で販売されたとしても、現行のランドローバー製品の売上に影響はないとの見方を示している。

5月初旬、フリーランダーの市販モデル第1弾として大型SUV『8』が発表された。チェリーは今後5年間、6か月ごとに新型車を投入する計画で、グローバル展開も視野に入れている。
これらの新型車は、JLRとチェリーの長年にわたる合弁事業の一環として開発されている。JLRは『フリーランダー』の名称をチェリーにライセンス供与し、車両デザインも手掛けているが、エンジニアリングと生産はチェリーが中国国内で行う。
今年後半に中国で開始を販売し、その後、他の地域へ輸出される予定だ。チェリーは展開地域を検討中で、欧州や英国も除外されていない。
フリーランダーという名称はもともと、1997年から2015年まで2世代にわたってランドローバーが販売していたSUVの車名だ。
ブランドは「チェリーのもの」
フリーランダーブランドを率いるウェン・フェイCEOは以前、欧州に輸出される車両は中国市場向けモデルを流用するのではなく、各市場の需要に合わせてカスタマイズされた派生モデルになると述べていた。
JLRがチェリーによる英国でのフリーランダー販売を認めるかどうか尋ねられた際、バラジ氏は「これはチェリーのクルマ」であり、「彼らに判断を委ねる」と答えた。

「このクルマは主に中国で販売され、その後、世界各国への展開計画については彼らが決定することになります」
「わたし達の役割は、デザインがJLRの理念と合致しているかどうかを確認することであり、それ以降は完全に彼らの手腕次第です」
バラジ氏のコメントから、もしフリーランダーが英国や欧州で販売されるとしても、JLRがマーケティングを担当したり、JLRのショールームに展示されたりすることはないと考えられる。
フリーランダーの位置づけは、『ディスカバリー』や『ディフェンダー』といったランドローバーの既存モデルと近い。しかし、バラジ氏は競合を懸念していないと述べた。
「フリーランダーの価格設定とJLRの価格設定は異なります。製品ラインナップも異なります。したがって、互いに競合するとは考えていません」とバラジ氏は説明した。
「わたし達は『共に市場を拡大すべきだ』と考えています。そのため、彼らがどのように展開していくかは、彼ら次第です」
































