クラシック・ミニのEV「エレクトリック」 ワンオフ車に初試乗

公開 : 2018.03.29 17:50

クラシック・ミニのボディに電動パワートレインを搭載し、過去と未来の融合を果たしました。39psのモーターを搭載して121km/hの最高速度と105kmの航続距離を誇ります。オリジナルのミニ同様キビキビと走り、ニューヨーカーたちの反応も上々だったようです。

もくじ

EV化されたクラシック・ミニ 構造は
運転フィール、周囲の人々の反応は

EV化されたクラシック・ミニ 構造は 

ニューヨークのストリートでも目立つオリジナル・ミニ。巨大SUVとサルーンで混雑した街で一際存在感を放っている。特にこのミニは中身も他とは一線を画しているのだ。

止まっている姿を見る限りでは、ボディ下を覗き込まない限りこの1998年型クラシック・ミニが特殊な車だとは気付かないだろう。

このクルマには39psの電動モーターが搭載されているのだ。プーリーのひとつはモーターのフランジ部分に、もうひとつがギアボックスに接続され、そのふたつが歯付ベルトで繋がっている。結果的に、通常のクルマと同じようにギアを持っているのだ。

このクルマを作ったモーリツ・ブルメスター氏は「構造は単純です。不要なものを外して代わりにモーターを搭載したのです。」と説明する。したがって、排気管や燃料タンクもなければリアシートも取り外されている。

その代わり、クラシック・ミニ・エレクトリックには30個のリチウムイオンバッテリーが前席の後方に搭載されている。ブルメスター氏によれば、これによりクラシック・ミニの770kgという車重を維持できたようだ。

このクルマの最高速度は121km/hで、航続距離は105km/hだ。220ボルトの家庭用電源からの充電には4時間程かかる。

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