ハイブリッドなしで約500kg軽量化!『ベントレー・スーパースポーツ』を東京タワーで日本初公開 限定500台は瞬時完売

公開 : 2026.06.25 12:05

6月20日、コーンズ・モータースとベントレー・モーターズ・ジャパンは、『スーパースポーツ』と『コンチネンタルGTS』の日本上陸を記念したイベントを、東京タワーの特設会場で開催しました。篠原政明がレポートします。

東京タワーをレーシンググリーンにライトアップ

6月20日、コーンズ・モータースとベントレー・モーターズ・ジャパンは、『スーパースポーツ』と『コンチネンタルGTS』の日本上陸を記念したイベントを、東京タワー南側駐車場の特設会場で開催した。

メインステージに展示された車両は、モータースポーツおよびエクストリームスポーツ界のレジェンドであるトラビス・パストラーナ選手が、英国のベントレー本社内で圧巻のドリフトパフォーマンスを披露した特別仕様車。

日本上陸を果たした『ベントレー・スーパースポーツ』。
日本上陸を果たした『ベントレー・スーパースポーツ』。    篠原政明

ベース車は、最高出力666psを発生するスーパースポーツ。ベントレー史上でも屈指の俊敏性とドライビング性能を誇るこのモデルを特別な仕様へとモディファイした1台だ。

他にもコンチネンタルGTシリーズのラインナップに新たに加わったGTSや、世界限定18台のクーペ『バトゥール』も展示。日没から24時までは、東京タワーがベントレー伝統のレーシンググリーンにライトアップされ、ベントレーのロゴが展望台のメインデッキに表示された。

500台限定は瞬時に完売

今回のイベントに先がけて、ベントレー・モーターズのプロダクト責任者であるマイク・セイヤー氏がメディアを前にスーパースポーツなどのプロダクトについて語ってくれたので、その概要を紹介しておこう。

スーパースポーツは、2024年に発表された4代目となるコンチネンタルGTをベースにした、その名のとおりのスーパースポーツカーだ。100年前にも同名のモデルが18台限定で生産された。今回のモデルは500台限定だが、すでに完売している。

後輪を瞬時にロックできる油圧式ハンドブレーキの巨大なレバーが特別に備わる室内。
後輪を瞬時にロックできる油圧式ハンドブレーキの巨大なレバーが特別に備わる室内。    篠原政明

スーパースポーツはベントレー史上、85年ぶりに車両重量が2トンを切った軽量モデルだ。ベース車はV8ツインターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを採用しているが、このスーパースポーツは純粋な内燃機関エンジンだけをパワーユニットとしており、走りの一体感を極限まで追求している。

ハイブリッドシステムやリアシートを取り除き、駆動方式はコンチネンタルGT初の後輪駆動とし、カーボンファイバーのルーフやバンパーを採用するなどで、ベース車より実に約500kgの軽量化を果たした。

足まわりはカーボンブレーキやピレリのトロフェオRSタイヤで引き締め、チタンエキゾーストシステムはアクラポビッチとの共同開発だ。

300kgのダウンフォースを生み出す

ボディは空力性能を徹底的に追求し、カーボンファイバー製のフロントスプリッター、ユニークな形状のリアスポイラーやディフューザーなどで300kgのダウンフォースを生み出している。フロントフェンダー後ろの『フェンダーブレード』も効果的だ。

インテリアも軽量化が図られている。リアシートを外して2シーターとし、インテリアにもカーボンファイバーを多用。サポート性の高いシートは、低めのドライビングポジションとしている。インテリアの素材はカスタマイズが可能だ。

ボディは空力性能を徹底的に追求し、300kgのダウンフォースを生み出している。
ボディは空力性能を徹底的に追求し、300kgのダウンフォースを生み出している。    篠原政明

展示車のスーパースポーツ特別仕様車は、外観こそ派手なカラーリングとなっているが、インテリアはスポーティ&ラグジュアリーなベントレーそのもの。ただし、左ハンドルの運転席右側には後輪を瞬時にロックできる油圧式ハンドブレーキの巨大なレバーが特別に備わり、精密なドリフト走行を可能にしている。

取材ではコクピットに座り、エンジンをかけてアクセルペダルを踏むことができたが、軽く右足に力を入れただけでタコメーターの針はすぐに5000rpm以上に跳ね上がる好レスポンス。キャビンの後ろからはアクラポビッチ製エキゾーストシステムの迫力あるサウンドが轟いた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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