クルマ好きの集うカフェ JLR出身者がオープン 自動車文化の発信地に 英

公開 : 2019.04.07 09:50

英国にはAce Caféに代表されるバイク好きが集まるカフェがありますが、クルマ好きが集う新たな場所がまたひとつ誕生しました。Caffeine & Machineというジャガー・ランドローバー出身の起業家がオープンしたカフェは、誰もが楽しめる自動車文化の発信地を目指しています。

もくじ

噂のカフェ レジェンドたちの影響
偶然のきっかけ 理想の未来
創造の場 日曜朝のお楽しみ

噂のカフェ レジェンドたちの影響

先日クルマで昼食に出かけたとき、若い自動車ジャーナリストたちがCaffeine & Machineという店について話しているのが聞こえてきた。さらにその店について訊いてみると、食事だけでなく、8つの宿泊用ルームまで備えたクルマ好きが集まる場所であり、同好の士とクルマ談義に花を咲かせることができるという。

英国にあるこの店は、情熱的な起業家であるフィル・マクガバンが、ジャガーランドローバー本社の目と鼻の先、ストラトフォード=アポン=エイヴォン郊外にオープンしたものだ。マクガバンによれば、すでにエンジニアやテストドライバーたちは、この店を息抜きに使っており、同じくらいの距離にあるアストン マーティンのテスターたちもやって来るという。

Caffeine & Machineは、ロンドンで多くの若者を集めるショービッチ地区にあるオートバイをテーマにしたカフェ、The Bike Shedのようだと言う。これまで、The Bike Shedに行ったことはなかったが、Caffeine & Machineを訪れる前にリサーチのため訪問してみた。

美味しいランチを楽しんだものの、何ひとつスタイリッシュなバイカーズギアを購入することはなく、24ポンド(3500円)もする髭の手入れもなんとか諦めることができた。地元の床屋なら2ポンド(290円)だ。

店にいた客を観察したところ、ランチを食べているなかで、バイクの免許を持っているのがわたしだけなのは明らかだった。お洒落すぎて場違いな感じがしたが、この店で見るMoto GPのライブ中継は最高に盛り上がると言う。

マクガバンの地元はケニルワースであり、近所には、ボルボを経ていまやジーリーでデザイン責任者を務めるピーター・ホーバリーや、ジャガーのパワートレイン担当だったデビッド・シュチュパク、さらにはランドローバーの伝説的インストラクターであるロジャー・クラソーンといった人物が暮らしていた。「ランドローバー・エクスペリエンスが始まったころ、ロジャーのもとで働いたことがあります」とマクガバンは話す。

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