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2019.05.04

著名カーデザイナーの傑作と凡作 18選 後編

編集部より

どんなに尊敬されるカーデザイナーであっても、調子の良い時もあれば、不調の時もあるようです。そんな同一デザイナーによる、高く評価されたモデルと、そうとはいい難いモデルを比較しながら見ていきましょう。後編ではミケロッティやガンディーニなどの例を紹介します。

ジョヴァンニ・ミケロッティ

傑作:アルピーヌA110(1961年)

1921年にイタリアで生まれたジョヴァンニ・ミケロッティは、彼のキャリアを1955年にフランスのアルピーヌでスタートさせた。彼がデザインしたA106は、アルピーヌ社の初めてのクルマでもあった。続いてA108を手がけた後、A110へと進化する。この2台はスタイリングとしては共通する要素も多いが、ミケロッティは大きなエンジンを搭載するためにA110のリアセクションを延長し、バランスが良くなるようにプロポーションにも手を加えている。

A110のデザインは完璧といえるもので、典型的なベルリネッタと呼べるもの。誕生から既に半世紀という時間を経ているが、そスタイリングは古びて感じられることはない。A110のタイムレスな魅力を受け継ぎ、アルピーヌA110として21世紀にルネッサンスを成し遂げていることはそれを裏付けている。

凡作:リライアント・シミターSS1(1984年)

ミケロッティは彼のキャリアを有終の美で飾ることはできなったようだ。彼が最後に手がけたのは、1984年にリリースされた、リライアント・シミターSS1。実際に製品化したのは、彼の没後4年も過ぎた頃だった。まるでドアストッパーのようなくさび形のエッジの聞いたラインを持ち、初期のミケロッティのような美しいオーラは備えていないと思う。

2011年にAUTOCARでも触れているが、リライアントは楽観的にシミターSS1を年間2000台販売する計画を立てていたが、実際にオーナーの手に渡ったのは、10年間でわずか1507台に留まる。クーペよりもコンバーチブルの方がスタイリングは良いと思えるが、ライバルも多くなかったコンバーチブルの売れ行きも良くなかったから、不振はエクステリアデザインだけの問題とはいえないかもしれない。

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