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2019.07.23

EV版 次期型フィアット500テスト車 ホンダe/ミニに照準 アバルト版も検討

編集部より

来年3月のジュネーブ・モーターショーでは、完全電気自動車の新型フィアット500eが発表される予定です。カモフラージュで隠されたそのテスト車両を、カリフォルニアの路上で撮影した写真が届きました。

もくじ

新型EVのために約850億円を投資
電気自動車版アバルトも構想中
ワゴン型の「ジャルディニエラ」も登場
500e競合、ミニ・エレクトリック/ホンダe
ディーゼル廃止に向けて電動化を推進

新型EVのために約850億円を投資

次期型フィアット500の完全電気自動車バージョン「500e」のテスト車両がカリフォルニアで目撃された。

なお次期型フィアット500は2020年のジュネーブ・モーターショーで発表される予定だ。

カモフラージュで覆われたこのテスト車両が姿を現したのは、フィアットが電気自動車のシティカーと、イタリア・ミラフィオリ工場に設けるその生産ラインに、7億ユーロ(約850億円)を投資すると発表してから、わずか1週間後のことだった。フィアットはこの工場で8万台の新型500eを生産する計画を立てている。

新型500eは、既存のガソリン・エンジンを搭載する500と併売されることになる。500はスタイリングと技術面のアップデートを受ける予定だ。

電気自動車版アバルトも構想中

フィアットのオリビエ・フランソワ社長によると、完全新設計となる500eには、EV専用プラットフォームを採用するという。同じプラットフォームは、次期型パンダになると噂されているチェントヴェンティ・コンセプトの市販化モデルにも使われる可能性が高い。新しい500eは、フィアットが欧州で小型の電動シティカーに特化したブランドに変わるための鍵となる製品だ。

「このクルマは紛れもなく、皆さんがよく知っている500以外の何物でもありません。しかしまったく新しいクルマになります」とフランソワは述べた。「その中身は根本的に違います。しかし、その大きさとプロポーションから、すぐに500だと認識されるでしょう」

「しかし、最も大事なことは、この500から、われわれの電動化に向けた道が始まるということです。価格設定がその理由です。現行の500のエントリー・グレードと同じ価格で、電気自動車版の500を販売することができないことは明らかです。しかし、現在のフィアット500のお客様は、半数以上がエントリー・レベルのクルマを買わないだろうということも明らかです。実際、かれらにとって2万4000ユーロ(約290万円)という価格は、今日ではごく普通の金額です」

「われわれのクルマと競合する他社のEVを見れば、3万2000ユーロ(約390万円)前後の価格が付けられています。2万4000ユーロと3万2000ユーロの間は、それほど開きがあるわけではありません。特に政府からの補助金を計算に入れれば、実質的な負担額の差はさらに縮まります」

電気自動車版の500が、オリジナルと同じように後輪駆動になるかどうかについては、フランソワは明らかにしなかった。しかし、そんなアイディアも受け入れたいと語った。また、彼は電気自動車版アバルトも興味深いと述べた。

 
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