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ヤマハ ゴードン・マレーと進めたオリジナルモデルの開発計画を中止 

2019.10.24

100字サマリー

マクラーレンF1の開発に関わったゴードン・マレーとともに制作したコンセプトカーが、2013年と2015年の東京モーターショーで発表されています。しかし厳しい競争を勝ち抜くことはできず、どちらも計画は中止となったようです。

ヤマハの長期計画に自動車は含まれない

text:Jim Holder(ジム・ホルダー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
ヤマハは、すべての自動車開発計画を、無期限で停止したと伝えた。ゴードン・マレーと進めたプロジェクトも、独自のストロングポイントを持たせることが困難だと結論づけたようだ。

ヤマハは、2013年と2015年の東京モーターショーで、コンセプトカーを発表している。モティブとスポーツ・ライド・コンセプトと名付けられた2台は、どちらもゴードン・マレーが設計した軽量車体技術の「iストリーム・システム」に基づいて生み出されたものだった。

スポーツ・ライド・コンセプト
スポーツ・ライド・コンセプト

特にスポーツ・ライド・コンセプトは、カーボンファイバーを構造部分に用いた点が特徴。圧倒的なボディ剛性とパワーウェイトレシオを持たせた設定だった。車重は正確には明らかになっていなかったが、900kgを切ると噂されていた。

ゴードン・マレーによれば、iストリーム・システムは生産台数が1000台から35万台の間での利用が可能だと述べていた。しかし今年の東京モーターショー2019で、ヤマハの広報担当者はプロジェクトの進行予定がないことを認めている。

加えて主軸事業のオートバイ以外の展開として、バイクのような小型モビリティのコンセプトの方が、ヤマハには適していると話した。「弊社の長期計画に、既に自動車は含まれていません。社長の日高が将来を見据えて下した決定です」

「どちらのクルマも、とても厳しい市場競争で突出するモデルとして開発する見込みを立てられませんでした。スポーツカーは自動車ファンへは大きなアピールとなりましたが、この分野は特に難しくもあります。別の可能性を探っています」

 
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