新型フォルクスワーゲン・ゴルフ 公式画像を入手 ドイツでの発表迫る

公開 : 2019.10.24 17:10  更新 : 2019.10.24 21:50

間もなく正式発表となる8代目フォルクスワーゲン・ゴルフの公式画像を入手しました。全体的にゴルフらしいデザインですが、ヘッドライト周りは新鮮味のある造形になっているようです。

物理スイッチが廃されデジタル化された車内

text:AUTOCAR
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
8代目となるフォルクスワーゲン・ゴルフの公式写真が、ドイツ・メディアによって公開された。だがリーク画像のようで、写真以外の詳細な情報などは含まれていない。その画像をご紹介しよう。(21時50分 さらに画像を追加)

以前に撮影されたスパイ写真には、いくつか新しいゴルフの特徴を示していた。ドライバーの目線に入るように、車内に展開されたデジタルメーター用のモニターと、インフォテイメント・システム用のモニターなどは、公式写真もそれを裏付けているようだ。

8代目 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ
8代目 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ

予想通り物理ボタンは最小限に抑えられ、ヘッドライトのスイッチすらタッチパネルに置き換わっている。この写真がベースグレードのものかは不明だが、外観画像などから考えると、インフォテイメント・システム周りはすべてのグレードで採用されるものとなるだろう。

フォルクスワーゲンで長い伝統を持つハッチバックの最新版は、現地時間の2019年10月24日夕方に、ドイツ・のヴォルフスブルク本社で発表される予定。英国での販売は2020年から始まる見込み。

カモフラージュされた姿でテスト走行する様子も目撃されており、デザインスケッチが、どんなボディなのかを大まかに提示していた。エクステリアはクラシックなデザインを保持しつつ、ヘッドライト周りの造形は新鮮味のある形状となっている。

プラグイン・ハイブリッド版GTEも

フロントには水平に伸びるラインが残されたが、フロントバンパーやグリルの造形は一新。「従来以上にダイナミック」だとフォルクスワーゲンは主張する。

8代目ゴルフは、高効率なエンジンと新しいサスペンション技術が導入され、操縦性を高めたとされている。AUTOCARでは以前、電圧48Vのマイルド・ハイブリッドと新しい技術を組み合わせることで、ファミリーハッチバック市場に新たな革命を起こす可能性に触れている。

8代目 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ
8代目 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ

パフォーマンス重視のGTEを含める、2種類のプラグイン・ハイブリッドが登場する見込み。フォルクスワーゲンの研究開発担当者は、GTEには204psと244psの出力が与えられるだろうと話していた。

「現行のGTIは244psなので、GTEも同等の馬力が必要です。しかし、プラグイン・ハイブリッドとしての需要もあるので、204psも提供するでしょう。そちらはGTEグレードではなく、普通のゴルフとしての扱いとなります」

ゴルフGTEはニュルブルクリング近郊の道で、偽装されていない姿が目撃されている。そのクルマには、2019年9月のフランクフルト・モーターショーで発表された新しいデザインのロゴも与えられていた。

フォルクスワーゲンはEVのID.3の特徴を際立たせるために、新しいゴルフにはEV版を設定しない見込み。最新のゴルフは本来フランクフルト・モーターショーで発表予定だったが、フォルクスワーゲンID.3への注目度を高めることを理由に延期されていた。

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