英アストン 新型ヴァンテージ発表、4.0L V8は665馬力に インテリアも刷新

公開 : 2024.02.12 18:05

インテリアは新世代へ 納車時期は?

スタイリングとしては、全幅が30mm拡大され、新しいフロントグリル(38%大型化)と新デザインのマトリクスLEDヘッドライトが採用された。サイドストレーキ、フレームレスのサイドミラー、フラッシュ式ドアハンドルなど、細部に微調整が加えられた。

インテリアは新型DB12と同様、コネクティビティ、エンゲージメント、洗練性を重視した新しいレイアウトを採用。10.25インチのタッチスクリーンには、自社開発のインフォテインメント・システムが組み込まれており、3Dライブマッピング、ワイヤレスのスマートフォン・ミラーリング機能などが実装される。

アストン マーティン・ヴァンテージ
アストン マーティンヴァンテージ    アストン マーティン

車内でタッチスクリーンを使ってレストランを探し、レビューを読み、目的地に設定することもできる。事前にスマートフォンから同様の操作を行うことも可能だ。

デジタル面で進化したものの、アストン マーティンは物理的な操作の「触感」を重視し、クライメートコントロール・スタック、ギアセレクター、ドライブコントロール・スイッチ、およびESP、エグゾースト、レーンアシストなどに物理スイッチを残している。

改良新型ヴァンテージの納車は今年の第2四半期に開始予定だ。価格はまだ明らかにされていないが、英国価格で16万5000ポンド(約3100万円)からと予想される。

コンバーチブル仕様のヴァンテージ・ヴォランテもまもなく発表される予定だが、AMRやF1エディションのような特別仕様車については、まだ定かではない。

なお、4.0L V8は供給元のメルセデスAMG初のPHEVであるSL 63 S Eパフォーマンスにも搭載されているが、ヴァンテージの電動化を示唆するようなものは今のところない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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