アルファ【新たな特別モデル】を示唆!? アルファ・ロメオ毎年1台の新車投入計画とCEOの弁

公開 : 2024.02.22 07:05

ステルヴィオとジュリア、後継はBEVに

ミラノの登場によって現代の自動車メーカーに欠かせない3サイズのSUVが揃うことになるアルファ・ロメオ。その後も1年に1台というペースは変わらないようだ。

「2025年からはDセグメントモデルをリリースします。つまりジュリアとステルヴィオの次世代モデルということになります。プラットフォームはステランティスのステララージを使い、動力源はBEVになります。最初にステルヴィオ、次にジュリアという順番になると思います。また2027年にはさらに大型のモデルを計画しています。Eセグメントということまでしかお話しできませんが、ブランドの可能性を引き上げたいと思っています」

アルファ・ロメオCEOが語る イタリアン・ブランドの展望
アルファ・ロメオCEOが語る イタリアン・ブランドの展望    ステランティス

急進的に改革を進めるアルファ・ロメオ。その旗手を務めるインパラートだが、その雰囲気は穏やかなジェントルマンといった感じ。ステランティスを率いるカルロス・タバレスCEOの鋭い雰囲気とは対照的にも見える。

「もうすぐ取締役会があり、その中で私はタバレスCEOに2030年以降のプランを説明します。アルファ・ロメオは伝統あるブランドなので、急いで何か大きな変更をする必要はないと思っています。ブランドをより安定したものにするための基盤を確立していくことが大事です。私は毎年世界中のマーケットを視察しますが、それをいつも日本からはじめたいと思っています。来年もここで皆さんにお会いできることを楽しみにしています」

自動車の、そしてアルファ・ロメオの変革期を支えるインパラートCEOの言葉は今後のブランドのさらなる躍進を予感させる自信に満ち溢れたものだった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。BMW 318iコンパクト(E46)/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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