マツダ、ロータリー・スポーツカーの市販を計画中 ロードスター後継「そう遠くない将来」に量産化へ

公開 : 2024.11.11 06:05

次期型ロードスターはいつ発売?

マツダは、ロードスター(海外ではMX-5と呼ばれる)の電動バージョンの導入時期については明言していないが、排ガス規制や安全規制を考慮すると、現行車の販売は少なくとも2026年までは続くと予想される。

アイコニックSPは、ロードスターを将来の電動化ラインナップにも残すというマツダの意図を明確に示している。このコンセプトカーの狙いは将来のロードスターのインスピレーションとなることであって、ロータリーエンジンを使用しているとはいえ、過去の「RX」スポーツカーを復活させるものではない。

マツダ・アイコニックSP
マツダ・アイコニックSP

ガイトン氏は、「技術的な解決策、特にロータリーの排出ガスやバッテリーのパッケージングなどの課題が残っているが、基本的な部分はできている。これは、『これらのパーツを組み合わせて、コンパクトなスポーツカーにすることは可能か?』というデモンストレーションだ。我々は可能だ」と述べた。

ロータリーのパッケージングは、アイコニックSPの「ユニークなプロポーション」の実現につながるものであり、独自のアーキテクチャーをベースにしているという。コンセプトカーはハードトップのクーペだが、コンバーチブルにすることも可能で、そのことも考慮されているとガイトン氏は明かした。

昨年アイコニックSPを発表した際、まだマツダの最高経営責任者(CEO)に就任したばかりの毛籠勝弘氏は、次のように述べた。

「我々はロードスターを愛し、世界もロードスターを愛している。電動化の時代にあっても、ロードスターの象徴である走る歓びを守り続ける決意であり、ロータリー・ジェネレーターとEVのデュアルパワートレインを備えたマツダ・アイコニックSPは、我々の夢のソリューションである。その夢を実現するために、我々は全力を尽くす」

「マツダは常に、クルマが純粋な喜びであり、人々の生活になくてはならない存在であることを再認識させるクルマを提供していく」

マツダは2027年までにハイブリッドおよびEVの新モデルを順次導入し、2028年からは全車種の電動化に取り組む計画だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    役職:編集者
    自動車業界で10年以上の経験を持つ。欧州COTYの審査員でもある。AUTOCARでは2009年以来、さまざまな役職を歴任。2017年より現職の編集者を務め、印刷版、オンライン版、SNS、動画、ポッドキャストなど、全コンテンツを統括している。業界の経営幹部たちには定期的にインタビューを行い、彼らのストーリーを伝えるとともに、その責任を問うている。これまで運転した中で最高のクルマは、フェラーリ488ピスタ。また、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIにも愛着がある。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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