旧車愛好家の「聖地」で眠る珍しい廃車 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2024.12.28 18:25

マーキュリー・モントクレア(1957年)

マーキュリー・モントクレアという車名は、同社のマファ工場にほど近いニュージャージー州の裕福な町にちなんで名付けられたというのが一般的な説である。この1957年型の個体は、当時マーキュリーの中級価格帯モデルであった同車の2代目にあたる。

ホイールベースが122インチ(3099mm)と長めであり、新型のエドセルよりもワンランク上であった。この年に4種類のボディスタイルが用意されたが、中でも4ドア・ハードトップが最も人気があり、2万1156台が販売された。

マーキュリー・モントクレア(1957年)
マーキュリー・モントクレア(1957年)

パッカード・パトリシアン(1955年)

フレンチレイク・オートパーツには1ダース以上のパッカードが在庫として保管されている。1990年代後半には歴史の教科書にしか登場しなかったことを考えると、これは驚くべきことである。この写真の主役は1955年型パトリシアンで、同モデルの最終年に製造された9127台のうちの1台である。

パッカード・パトリシアン(1955年)
パッカード・パトリシアン(1955年)

ポンティアック・トランザム(1981年)

ポンティアック・ファイヤーバード・トランザムのボンネットに描かれた象徴的な「スクリーミング・チキン(叫ぶチキン)」のマークは、急速に色あせている。1981年に製造された2代目後期のモデルで、この年は3万3493台しか販売されず、1970年代半ば以来の最低販売台数を記録した。この落ち込みの主な原因は、1982年型としてデビュー予定の新型車への期待感であった。

ポンティアック・トランザム(1981年)
ポンティアック・トランザム(1981年)

キャデラック・シリーズ62(1958年)

堂々としたテールフィンが、このキャデラック・シリーズ62は1958年型であると明確に示している。このフィンは印象的であったが、翌年に登場したさらに刺激的なデザインに注目を奪われることになる。1958年型では新しいグリルが採用され、ツインヘッドランプも導入された。

キャデラック・シリーズ62(1958年)
キャデラック・シリーズ62(1958年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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