3000台の廃車の中から見つけた希少なアメリカン・クラシックカー 40選(中編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2026.02.08 11:25
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は、3000台を保有するテキサス州の廃車解体場で見つけた1940年代から1970年代の車両を中心に紹介します。
もくじ
ー1972年式ビュイック・リビエラ
ー1973年式AMCホーネット
ー1959年式ダッジ・コロネット
ー謎の1台
ー1980年式リンカーン・タウンカー
ー1957年式シボレー・ハンディマン
ー1978年式ダッジ・ウォーロック
ー1955年式スチュードベーカー・コマンダー
ー1957年式ビュイック・コンバーチブル
ー1966年式マーキュリー・パークレーン
ー1955年カイザー・スペシャル
ー1966年式AMCマーリン
ー1966年式オースチン・アメリカ
ー1949年式パッカード
1972年式ビュイック・リビエラ
1971年から1973年にかけて、「ボートテール」デザインを取り入れたビュイック・リビエラは計3万4080台生産された。CTCオートランチはそのうち20台を所有している。内訳は1971年式5台、1972年式8台(本車含む)、1973年式7台だ。特徴的なリアエンドとボートテール・ウィンドウは1963年式コルベット・スティングレイを彷彿とさせる。

1973年式AMCホーネット
CTCオートランチには非常に希少な車両が揃っている。この1973年式AMCホーネット・スポーツアバウトもその1つだ。1973年はAMC史上2番目に好調な年で、39万2105台が売れた。そのうち4万4719台がホーネットのステーションワゴンだった。おそらく史上最も有名なホーネットは、1974年の映画『007/黄金銃を持つ男』で印象的なバレルロールジャンプを決めたハッチバックだろう。

1959年式ダッジ・コロネット
筆者がCTCオートランチを訪れた際、この1959年式ダッジ・コロネット・ランサー2ドアの希望価格はわずか2495ドル(約38万円)だった。そのため、今ではもう新たな所有者を見つけていたとしても不思議ではない。コロネットは計7世代にわたり生産され、こちらは4代目(1957~1959年)にあたる。

謎の1台
CTCオートランチは、使える部品が残っている限り、どんなものでもスクラップにせずに置いておく。どんな部品でもだ。誰か、1967年式の何か(車種不明)のルーフが必要な人はいないだろうか?

1980年式リンカーン・タウンカー
この1980年式リンカーン・タウンカーのボディは良好な状態だが、ルーフはスイスチーズのようだ。おそらく雨水がビニールルーフに浸透し、長い年月をかけて金属部分を徐々に蝕んでいったのだろう。この錆び具合から、テキサス州内で使われていた車両ではないと考えて間違いないだろう。
ビニールルーフは1960年代から1970年代にかけて非常に人気のあるオプションだったが、1980年代にはその人気は衰え始めた。リンカーンは1990年代初頭に廃止し、新世紀が始まる頃にはほぼすべての自動車メーカーのオプションリストから消えていた。

1957年式シボレー・ハンディマン
CTCオートランチには常に1957年式シボレーの部品取り車が豊富にあるが、今回の訪問ではこのハンディマンに強く惹かれた。この状態で2995ドル(約46万円)で売り出されていた。1957年、シボレーは150万台以上を販売したが、そのうち2ドア・ステーションワゴンはわずか3万3000台だった。





















