【トミカ祭りだ、わっしょい】トミカが55周年アニバーサリーイヤーの全容を発表

公開 : 2025.01.23 12:05

世界で愛されるミニカーブランドのトミカが、55周年記者会見を実施。アニバーサリーイヤーに繰り広げられる盛りだくさんなイベントを、ミニカー愛溢れる高桑秀典が紹介します。

トミカが55周年記念事業を展開

日本の子どもたちに、もっと身近な国産車のミニカーで遊んでもらいたい。そのような熱き想いのもと、トミカは1970年に初の手のひらサイズ国産車ダイキャスト製ミニカーとして発売された。 

小スケールミニカーの定番商品として幅広い層から親しまれ、いまでは3世代で楽しめる一大ブランドへと成長。すでに累計販売台数が10億台を突破している。

タレントの小島よしおさんがトミカ55周年記者発表会にて人生初の発表会MCに挑戦。
タレントの小島よしおさんがトミカ55周年記者発表会にて人生初の発表会MCに挑戦。    タカラトミー

今年はトミカが誕生してから55周年という記念すべきアニバーサリーイヤーとなっており、55年分の感謝を込め、さまざまなコンテンツが順次実施されていくことになる。

トミカ55周年記者発表会(小島よしおさんが初の発表会MCに挑戦)で挨拶したタカラトミー・ブランドビジネス本部執行役員の竹内俊介氏によると、2020年のトミカ50周年はコロナ渦でイベントが中止となり、ファンに直接感謝を伝える機会が無くなってしまったという。

55周年を迎え、改めて感謝を伝える場を作れたことを大変嬉しく思っており、商品ラインナップを増強し、初めてトミカに触れるお子さん、遊び心を持つキダルト、そして、日本だけでなくアジア各地域へ向けてもトミカの魅力を発信していくということだ。 

さらに、55周年ファン感謝祭の『TOMICA OWNERS MEETING』を12月に開催予定とのことで、トミカ開発者などが登場するトークショー、リアルジオラマ、トミカヒストリーの展示、大人の工場見学など、幅広い世代のファンが楽しめる感謝祭になるという。

トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクトを展開

トミカ50周年のときに大好評だった人気コラボ企画の第2弾として、トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクトも展開される。トヨタ日産ホンダ三菱スズキが協力し、各社のデザイナーがトミカのためだけの特別な55周年デザインを考案。今春から順次商品の発売が開始されるトミカ55周年記念仕様の他、55周年デザインとなった実車もトミカ博などで披露されるという。

各車の特徴を記すと、トヨタGRスープラGT4 EVOは、大胆な左右非対称な配色とし、右サイドを子どもが自由な想像力を働かせることができるマットホワイトスペースにしている。

第1弾のときは3社だったが、今回は5社となり、各社のデザイナーが腕を揮った。
第1弾のときは3社だったが、今回は5社となり、各社のデザイナーが腕を揮った。    高桑秀典

日産フェアレディZ NISMOは、イエローとブラックの強いコントラストがポイントで、レース活動へのヘリテージからインスピレーションを得たカラーリングとなっている。

ホンダ・シビックTYPE Rは、風が吹き抜けた瞬間を切り取ったかのような躍動感溢れる55のオリジナルロゴが特徴だ。

三菱デリカミニは、マグマのようなエネルギッシュなレッドから巻き上がる煙を想見。湧き出したマグマが固まって岩盤となったイメージもレイアウトし、躍動感、信頼性、耐久性を表現している。

スズキ・ジムニーは、冒険やワクワクする気持ちを象徴するデザインテーマをモチーフに、荒野の中を駆け抜けている高い走破性やアグレッシブさを泥跳ねで表現。ホイール色を前後で変えることで、大自然に飛び込んでいく躍動感をイメージした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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