【スズキ、ホンダに続きトヨタEVも追従か】フロンクス、WR-Vにeビターラ!インド製日本車の輸入が増加中

公開 : 2025.01.27 06:45

気になるトヨタの動き

さて、気になるのはトヨタの動きだ。日本市場向けに今後も多様なモデルを取り揃えるためには、海外生産車の輸入も考慮することになるだろう。むろん、トヨタが日頃から強調する、日本での雇用を確保するための国内生産規模を維持することを前提にしての話だ。

あくまでも私見だが、インドからのトヨタ・ブランドEV輸入が考えられる。トヨタは2024年10月、スズキが開発するSUVタイプのEVをトヨタにOEM供給すると発表している。

ホンダはWR-Vをインドから輸入。直近2024年12月は3794台を販売した(数字は若干数の中国オデッセイを含む)。
ホンダWR-Vをインドから輸入。直近2024年12月は3794台を販売した(数字は若干数の中国オデッセイを含む)。    本田技研工業

このSUVはeビターラを指すのだと推測されるが、このプラットフォームを活用したトヨタ・ブランドでの各種EVに展開し、そのうちのいくつかが日本に輸入されることが想定されるのではないだろうか。

トヨタは2021年12月、2035年のEV世界販売台数350万台を掲げ、その後にグローバルの政治、経済情勢を見据えて若干の軌道修正を加えてはいるが、いずれにしても短期間に多様なEVを取り揃えることに変わりはない。

そこに、日本での軽自動車や東南アジアでの小型車で協業するダイハツのように、トヨタとしてはスズキのインド生産拠点を活用した、時代変化にフレキシブルに対応するEV戦略を考えているように思える。eビターラはその、プロローグなのかもしれない。

ただし、eビターラの兄弟EVを日本に早期導入するかどうかは不明だ。『bZ4X』とスバルソルテラ』での『学び』を活かした、スズキEVとの付き合い方が検討されるだろう。このように、EVを軸足として今後、インド製日本車の日本輸入が拡大する可能性は十分にあると予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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