【とりわけ印象的だった輸入車4WD】パッケージもメカニズムも個性派揃い!スポーツ路線ヨンク5選

公開 : 2025.02.07 11:45

ポルシェ911ターボ(992型/2020年〜)

2018年に登場した、992型こと8代目911。先代991型の後期から、モデルレンジのベーシックラインであるカレラ系もターボ化されたので、車名のターボはエンジンのスタイルではなく、GTと並び高性能機種を示す記号となっている。ややこしい話だが、そう考えると、EVのタイカンに与えられたターボというグレード名の違和感が、多少は和らぐのではないだろうか。

さて、肝心の992型911ターボだが、エンジンはカレラ系の3.0Lをベースにした3.8Lで、8速DCTと油圧多板クラッチ式4WDを搭載。580ps/750Nmを発生し、パワーウエイトレシオは実に2.8kg/psだ。0-100km/hは2.8秒、最高速度は320km/hだという。

ポルシェ911ターボ(992型/2020年〜)
ポルシェ911ターボ(992型/2020年〜)    ポルシェ

さぞや四輪駆動を生かした磐石の走りをすることだろうと想像して乗ったが、いい意味で4WDであることを感じさせない。街乗りでもサーキットでも、それが速さや愉しさにつながっているのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    木原寛明

    Hiroaki Kihara

    1965年生まれ。玉川大学では体育会ノリの自動車工学研究部に所属し、まだ未舗装だった峠道を走りまくった。最初の愛車(本当は父のもの)は2代目プレリュード(5MT)。次がフルチューンのランサーEXターボ。卒業してレースの世界へと足を踏み入れたものの、フォーミュラまで乗って都合3年で挫折。26歳で自動車雑誌の編集部の門を叩き、紙時代の『AUTOCAR JAPAN』を経て、気が付けばこの業界に30年以上。そろそろオーバーホールが必要なお年頃ですが頑張ります!
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事