ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ IIの日本での展開を開始
公開 : 2025.02.28 08:05
ビスポーク可能なデジタル・インスツルメント
ダッシュボードのピラー・トウ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには高機能なOS『スピリット』が組み込まれた。
これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張され、インテリアやエクステリアに合わせてデジタル・インスツルメントのカラーをカスタマイズ可能とした。

『スピリット』はロールス・ロイス・オーナー専用のアプリケーション『ウィスパーズ』を統合。目的地情報をクルマに直接送信したり、車両の位置確認や施錠をリモート管理できる機能を持つ。
助手席側には星空からインスピレーションを得たイルミネーテッド・フェイシアを採用。タイムラプスの天体写真を彷彿とさせるデザインで星空の動きを表現でき、ビスポークでオリジナルのモチーフを作り出すことも可能だ。
新テキスタイルも選択可能なインテリア
ゴースト・シリーズ IIのインテリアには竹から作られたレーヨン生地『デュアリティ・ツイル』を選択することもできる。この新たなテキスタイルは、かつてヘンリー・ロイス卿が冬期を過ごしたヴィラ・ミモザに隣接するコート・ダジュールの庭園よりインスピレーションを受けて開発された。
ブランド創業者たちのイニシャルである『R』を重ね合わせたモチーフとセーリングヨットのロープを想起させるデザインには、フレンチ・リビエラへのさりげないオマージュが込められているという。

シートにはロールス・ロイスのクラフトマンが生み出した革新的な工芸技術『プレースド・パーフォレーション』も選択可能。
これはレザーに小さな穴を開けてユニークなアートワークを施す技法。パーフォレーション(穴)の大きさを変化させることで奥行きあるグラフィックを表現できる。ロールス・ロイス本社のある英グッドウッドの空に浮かぶ雲の形と影からデザインされた。
伝統の走り味を最新技術で表現
ゴースト・シリーズ IIはパワフルで静粛性に優れた6.75L V12 ツインターボエンジンを搭載。8速のトランスミッションを介して4WDと4WSで車両を制御する。最大トルクの86.7kg-mはわずか1600rpmから湧き上がり、ロールス・ロイス特有の『ワフタビリティ(浮遊感)』あるフィーリングを生み出す。
足まわりには定評のあるプラナー・サスペンション・システムを採用。フロント・サスペンション上部には独自のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットが組み込まれている。このユニットは電子制御式ダンパーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラットと連動しロールス・ロイス特有の『マジック・カーペット・ライド』をよりエフォートレスに表現するという。

また、5リンクのリアアクスルにも同様のセルフレベリング機構付きの大容量エアサスペンションを採用している。
















































































