最もバッジエンジニアリングされたクルマ 36選(前編) 中身は同じなのに名前が違う?
公開 : 2025.11.01 11:25
ほとんど違いはないのに、別のブランド名を与えられたバッジエンジニアリング(リバッジ)車の代表的な例を紹介します。欧米メーカーは特に熱心で、時にはやり過ぎてしまって混乱を招くこともありました。
もくじ
ーやり過ぎ禁物? 世界のリバッジ車
ーキャデラック・シマロン(1982年) - 2車種
ーフォードF-150(2002年)- 2車種
ーロールス・ロイス・シルバーシャドウ(1965年) - 2車種
ートヨタIQ(2011年) - 2車種
ートライアンフ・アクレイム(1981年) - 2車種
ーランドローバー・ディスカバリー(1993年)- 2車種
ーランチア・デルタ(2011年)- 2車種
ーサーブ9-2X(2005年)- 2車種
ーオートザムAZ-1(1992年)- 2車種
ーオペル・オメガ(1996年) - 3車種
ーミニ(1961年) - 3車種
ーフォルクスワーゲンUp(2011年)- 3車種
ー三菱3000GT(1991年) - 2車種
ーオペルGT(2007年)- 3車種
ーフォード・エスケープ(2001年)- 3車種
ーオペル/ヴォグゾール・ザフィーラ(2001年) - 3車種
ー大宇・ラノス(1997年) - 4車種
やり過ぎ禁物? 世界のリバッジ車
何十年もの間、自動車メーカーはさまざまな名称のモデルを展開し、しばしば買い手を混乱させてきた。
これはバッジエンジニアリングやリバッジ、OEMなどと呼ばれる手法であり、近年一般的になったプラットフォーム共有や合弁事業とは別物だ。一部のメーカーはやり過ぎて、ブランド戦略を乱してしまうこともある。

この記事では60年以上にわたるバッジエンジニアリングの代表的な事例を紹介する。同じメーカーが繰り返し登場する一方、まったく言及されないメーカーもある。後者が賢明かもしれない。記載の年は、各ファミリーにおける2番目のモデル(最初にリバッジされたとき)の生産開始年を示している。
キャデラック・シマロン(1982年) – 2車種
1980年代初頭、ゼネラルモーターズ(GM)はBMWとメルセデス・ベンツが高級車市場のシェアを多く占めていることに着目した。そこで小型高級車クラスへの参入を図るため、シボレー・キャバリエにキャデラックのバッジを付け、シマロンと命名した。しかし、高価格と4気筒エンジンが災いし、シマロンは笑いものとなってしまった。1985年にV6エンジンを導入しても販売は伸びなかった。

フォードF-150(2002年)- 2車種
F-150が世界一のトラック販売台数を誇る中、2002年にフォードは高級路線へ転換し、リンカーン版のブラックウッドを投入した。失敗するはずがない――フォードはそう考えたが、実際にはブラックウッドは失敗作だった。たった3000台余りしか作られず、1モデルイヤーで生産中止となった。

ロールス・ロイス・シルバーシャドウ(1965年) – 2車種
ロールス・ロイスが1931年にベントレー・モーターズを買収した後、両ブランドはほぼ同じモデルラインナップを共有した。時には大きな違いもあったが、シルバーシャドウとベントレーTシリーズ(写真)に関してはそうではなかった。この2車種はよく似ており、顧客はロールス・ロイスの方が高級なブランドだと捉えたため、4ドアのTシリーズの販売台数が2280台にとどまったのに対し、シルバーシャドウは約3万台を販売した。

トヨタIQ(2011年) – 2車種
アストン マーティンは、自社モデルの平均CO2排出量を削減する必要があったため、トヨタIQをシグネット(写真)として販売するという驚きのアイデアを実行に移した。ただし、ボディワークのアップデート、内装の張り替え、そして高額な価格設定が行われている。
しかし、同社は需要を大幅に過大評価しており、生産は3年も経たないうちに終了し、わずか786台の販売にとどまった。アストン マーティンは年間2000台の生産を見込んでいたのだが……。

画像 英国の高級車ブランドからトヨタの小型車登場!【アストン マーティン・シグネットとトヨタiQを詳しく見る】 全43枚













































