ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ IIの日本での展開を開始

公開 : 2025.02.28 08:05  更新 : 2025.02.28 14:01

本国では昨年10月にシリーズ Ⅱとなったロールス・ロイス・ゴーストの最新モデルが、日本での展開を開始します。内外装のビスポークにより、オーナーの個性を表現できるドライバーズ・サルーンの進化を待っていた方もおられるのではないでしょうか。

進化したV12ドライバーズ・サルーン

ロールス・ロイスは2月26日、昨年10月にシリーズ IIへと進化を遂げた、ブランドを代表するモデルであるゴーストの日本国内での展開を開始すると発表した。

2009年に初代モデルが誕生したゴーストは、全く新しいカテゴリーの高級車へのニーズを受けて登場。より個性的で、ドライバーズ・サルーンとしての喜びを感じられるロールス・ロイスとして受け入れられた。

ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ II
ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ II    ロールス・ロイス

2020年に発表された第2世代のゴーストは、よりシンプルなデザインのもと、ロールス・ロイス史上最も先進的なV12エンジンと比類なきアジリティそしてドライバー志向のシャシーに支えられた、オーナーの創造性を存分に表現できるビスポークのキャンバスとしての存在感を一層高めた。

そしてシリーズ IIとなったゴーストは、デザインとメカニズムをより進化させ、これまでのゴーストにはないインテリアの仕上げや機能の他に、ビスポークによる特別仕立てがデジタルの領域にまで達したことを示す、先進的ソフトウェア・テクノロジーをも利用できるようになった。

なお、ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ IIは、全国のロールス・ロイス正規販売店でオーダー開始しており、2025年第1四半期以降の納車を予定している。

エクステリアはクリーンで現代的に

ダッシュボードのピラー・トウ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには高機能なOS『スピリット』が組み込まれた。

これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張され、インテリアやエクステリアに合わせてデジタル・インスツルメントのカラーをカスタマイズ可能とした。

ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ II
ロールス・ロイス・ゴースト・シリーズ II    ロールス・ロイス

『スピリット』はロールス・ロイス・オーナー専用のアプリケーション『ウィスパーズ』を統合。目的地情報をクルマに直接送信したり、車両の位置確認や施錠をリモート管理できる機能を持つ。

助手席側には星空からインスピレーションを得たイルミネーテッド・フェイシアを採用。タイムラプスの天体写真を彷彿とさせるデザインで星空の動きを表現でき、ビスポークでオリジナルのモチーフを作り出すことも可能だ。

セントラル・インフォメーション・ディスプレイの隣には新たにスピリット・オブ・エクスタシー像を収めたクロック・キャビネットが配された。

また、エンターテインメントおよびコネクティビティも大幅にアップグレード。後席には独立してメディアを楽しめるリアスクリーンを装備。BlutoothやWi-Fiホットスポット接続にも対応している。また、1400Wアンプを備えた18スピーカー・オーディオ・システムは、車両下部の構造体をスピーカーの共鳴室して活用している。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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