シトロエンDS5、フェイスリフト

公開 : 2015.02.19 22:05  更新 : 2021.03.05 21:44

フェイスリフトを行ったシトロエンDS5は、ジュネーブ・モーターショーで公開される。このDS5は、ヨーロッパでははじめてシトロエンではなく単純にDSのエンブレムを持つこととなったモデルだ。その決定は、昨年シトロエンによってなされたもの。

DSのフラッグシップ・モデルとなるDS5の今回フェイスリフトは、新しいスタイリングとテクノロジー、そしてブルーHDIのエンブレムが付けられたディーゼル・エンジンが主だ。

新しいDS5のスタイリングは正常進化を遂げたもので、表現力豊かで魅惑的なデザイン・キューを与えたとシトロエンはコメントしている。新しいフロント・エンド、DS3やDS3カブリオからインスピレーションされたヘッドランプ・デザインが最も大きい変化で、これは将来のDSモデルにも採用されることになるという。また、フロント・グリルには、シトロエンの伝統的なダブル・シェブロンではなく、DSのエンブレムが装着されるようになった。一方、リアは、新しいツイン・エグゾーストが、これもデザインが新しくなったリア・バンパーに納められる。

トランク・スペースは、僅かではあるが改善され、リア・シートを起こした場合468ℓ、折りたたむと1,290ℓのブートスペースが現れる。

センター・コンソールはボタンのないタッチドライブが与えられ、スマートフォンとの接続を簡単にするミラーリンクも採用されている。もちろん、アップルのCarPlayにも対応している。

エンジンは、すべてユーロ6対応で、CO2排出量が90g/kmというハイブリッド4×4をはじめ、6つのパワートレインを選択することが可能。

ベーシックなガソリン・エンジンは現行モデルより持ち越しとなるTHP165で、アイドリング・ストップと6速オートマティックが採用される。パワーは167ps/6000rpmで、トルクは24.5kg-mだ。CO2排出量は135g/kmで、燃費は17.0km/ℓだ。よりパワフルな213psのバージョンは今年の後半に加えられる。

ディーゼル・エンジンは、ブルーHDi120、150、180というラインナップ。ブルーHDi120は、120ps、30.6kg-mのパワー、トルクを持ち、CO2排出量は100g/km、燃費は26.3km/ℓだ。ブルーHDi150は150ps、37.7kg-mのパワー、トルクを持ち、CO2排出量は103g/km、燃費は22.7km/ℓ。そしてトップ・エンドのディーゼルとなるHDi180は、180ps、40.8kg-mのパワー、トルク、110g/kmのCO2排出量、23.2km/ℓの燃費を持つ。

DSのボス、イブ・ボネフォントは、「新しいDS5は、ニューカー以上の出来だ。そしてわれわれのブランド・アイデンティティを表現するモデルでもある。1960年代から続くDSの遺伝子は確実に引き継がれている。われわれの野心ははっきりしている。フランスにプレミアム・モデルを復活させることだ。」と語った。

2012年の発売以来、DS5は80,00台が販売された。価格は未だ発表されていないが、関係筋は独立したDSブランドとして若干いままでより高めになるかもしれないと語っていた。従って、現行の£23,260(430万円)よりもプラスした金額からのスタートとなるだろう。

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