【日本にも導入期待】SUVのEV時代本格化!韓国試乗で感じたヒョンデ最新作アイオニック9の実態

公開 : 2025.04.16 11:45

ゆったりと乗る高級SUV

今回の試乗コースは、ソウルモビリティショー会場を出てから2kmほど一般道を走り、そこから高速道路で少し先の出入り口でUターンする、全体で10km強の道のりだ。

グレードによってRWDとAWDの設定があるが、試乗車はAWD。最初に感じたのは、パワーステアリングの軽さだ。アメリカンSUVを意識した感じのソフトタッチで、ステアリングのギアレシオも少し緩めの設定だ。

モーター最大出力はリア160kW、フロントが70kWとなる。
モーター最大出力はリア160kW、フロントが70kWとなる。    桃田健史

ドライブモードは、エコ、ノーマル、スポーツ、スノー、そして自身の好みで設定できるマイドライブの5つ。

まず、ノーマルを選んで走行すると、実に自然体でゆったりと動く。狙いはあくまでも上級、高級であって、EVのSUVとして奇をてらったものではない。モーター最大出力はリア160kW、フロントが70kWで、駆動用バッテリー容量110.3kWhを考えると、こうした走りの味付けになっているもの頷ける。

クルマ全体の動きに重ったるさはないが、少し強めのブレーキをかけた際、重いクルマに乗っていることを意識する。安全性を考慮して、衝突被害軽減ブレーキの警戒音が一般的なSUVと比べるとかなり早めに作動する。乗り心地はソフト過ぎることなく、マイルドといったところ。

比較として言えば、アイオニック5では路面から突き上げが少し強い印象があるが、アイオニック9では、ほど良くいなしている。

スポーツモードにすると、停止状態から時速100kmまでの加速時間は5.2秒とミッドサイズSUVとしてはかなりの俊足だ。ただし、グイグイと押し出すような加速感ではなく、スイスイと伸び感がある加速フィーリングとなる。

北米市場をメインに、地元韓国でも販売されるアイオニック9。日本市場導入については現時点で不明だ。日本ではGMのキャデラックがEV、SUVを今後、相次いで発売することを明らかにしており、ヒョンデが日本でのブランド価値向上を狙うために是非、アイオニック9の日本導入を検討してほしいものだ。

ヒョンデ・アイオニック9 パフォーマンスAWD(韓国仕様)のスペック

英国価格:約7万ポンド(約1365万円/予想)
全長:5060mm
全幅:1980mm
全高:1790mm
最高速度:199km/h
0-100km/h加速:5.2秒
航続距離:506km
電費:4.6km/kWh(予想)
CO2排出量:−
車両重量:2600kg
パワートレイン:ツイン永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:62.0kWh
急速充電能力:350kW
最高出力:438ps
最大トルク:59.2kg-m
ギアボックス:1速リダクション(四輪駆動)

今のところ日本導入は未定となっている。
今のところ日本導入は未定となっている。    桃田健史

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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