グループの実験台じゃない 伝統x革新のスカウト(2) VWとアウディから新モデルも?

公開 : 2025.06.05 19:07

番外編:インターナショナル・スカウトの歴史

インターナショナル・ハーベスター社によるスカウト計画は、1958年にスタート。1960年11月には、小さなピックアップトラック、スカウト 80が発売されている。94psの4気筒エンジンを積み、3シーターで、後輪駆動と四輪駆動が用意された。

ボディは、キャブトップとトラベルトップという2種類から選べたが、ステーションワゴンとして実用性の向上へ目が向けられ、1963年にリアシートを獲得。販売は堅調で、1964年までに10万台が生産された。

オリジナルのスカウトたち
オリジナルのスカウトたち

1966年には、V8エンジンも設定された改良版のスカウト 800が登場。フォードブロンコなど、ライバルにも大きな影響を与える存在だった。

1971年に、乗り心地が改善され、スタイリングも新しくなったスカウト IIが登場。快適性を高めるオプションが多数用意され、SS(スーパー・スタウト)II という派生版も登場している。ところが親会社が経営難に陥り、1980年にブランドの幕は閉じられた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

伝統x革新のスカウトの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事