BMW新型『M2 CS』発表 530馬力の高性能2ドア・クーペ 専用スポイラーで空力強化

公開 : 2025.05.27 07:45

BMWは新型『M2 CS』を公開しました。M2の高性能バージョンで、空力を重視したアグレッシブなスタイリングやゴールドのホイールを採用。最高出力は約50psアップの530psで、AT専用となる可能性もあります。

軽量化、足回りもアップグレード?

BMWは、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で、M2の高性能バージョンである新型『M2 CS』を発表した。ダックテール型リアスポイラーやアグレッシブなスタンスなど、スタイリングが大幅に変更されている。

仕様詳細はまだ公開されていないが、その外見からパフォーマンスの大幅な向上が伺える。例えば、ゴールド仕上げのホイールは、既存のM2よりもインチアップしているように見え、サスペンションもサーキット志向のセットアップになっていると思われる。

BMW M2 CS
BMW M2 CS    AUTOCAR

一方、ブレーキディスクは、繰り返しのハードなブレーキングに耐えうるカーボンセラミック製の可能性が高い。

ダックテール型リアスポイラーがトランクリッドと一体成型されており、高速時の安定性向上が期待される。リアディフューザーも再設計されたようだ。

デザインがアグレッシブになっただけでなく、エンジンの最高出力は約50psアップの530ps、最大トルクは66.2kg-mに強化されたことが確認されている。

詳細は不明だが、ワンクラス上のM4 CSはチタン製エグゾーストとカーボンファイバー素材の多用によりM4コンペティションから20kg軽量化されており、M2 CSも同様の軽量化措置が施される見込みだ。

インテリアは、通常のM2と同じバケットシートを採用し、ドアカードに赤い『CS』ロゴがあしらわれるようだ。

今回、ヴィラ・デステで展示された車両にはオートマチック・トランスミッションが搭載されており、M3 CSやM4 CSと同様、マニュアル・トランスミッションは省略される可能性がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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