知ってたら博士級? パンダがベース:ランチア Y10 小さなロールス・ロイス:パンサー・リオ 小さな高級車(1)

公開 : 2025.07.05 17:45

ルノー・クリオ(ルーテシア)・バカラ(1991〜1997年)

1980年代は、スポーティなコンパクト・ハッチバックが花盛りといえた。そこに高級という考えを持ち込んだのが、ルノー。1987年には5(サンク)がベースのシュペルサンク・バカラが投入され、1991年にクリオ(ルーテシア)・バカラが発売されている。

ワイヤー風アルミホイールと、コノリー・レザーの内装でコーディネートされ、左ハンドル車には標準でエアコンが装備された。エンジンは1.7Lか1.8Lの4気筒で、1.4L以下が中心の通常のクリオと差別化。オートマティックも、高級車を意識したものだった。

ルノー・クリオ(ルーテシア)・バカラ(1991〜1997年)
ルノー・クリオ(ルーテシア)・バカラ(1991〜1997年)

ターゲットは、セカンドカーを求める富裕層や、早くに成功した若者。2代目クリオでは、バカラからイニシャルに改名されている。

★マニアな小ネタ:クリオの前世代、シュペルサンク・バカラの英国仕様は「モナコ」と呼ばれた。バカラは、あまり魅力的なワードではないと判断されたためだ。

この続きは、知ってたら博士級? 小さな高級車(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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