【新型ムーヴの追い上げは如何に】2025年6月期および2025年上半期 軽自動車新車販売の車名別ランキング

公開 : 2025.07.05 06:25

2025年6月期および2025年上半期における軽自動車新車販売の車名別ランキングはホンダNボックスが13カ月連続でトップの結果となりました。登録車と合わせた2025年上半期の成績でも4年連続で首位となっています。

2025年6月期および2025年上半期

全国軽自動車協会連合会は、2025年6月期および2025年上半期(2025年1月~6月)における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2025年6月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万6158台
2位 ダイハツ・ムーヴ:1万2765台
3位 スズキスペーシア:1万1744台
4位 ダイハツタント:1万1232台
5位 スズキ・ハスラー:8303台
6位 スズキ・ワゴンR:7299台
7位 日産ルークス:6063台
8位 三菱デリカミニ/eK:6058台
9位 スズキ・アルト:5012台
10位 ダイハツ・ミラ:4662台

2025年上半期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

今後新型ダイハツ・ムーヴはどのようにランクインしていくのか。
今後新型ダイハツ・ムーヴはどのようにランクインしていくのか。    平井大介

1位 ホンダNボックス:10万3435台
2位 スズキ・スペーシア:8万4322台
3位 ダイハツ・タント:6万5362台
4位 ダイハツ・ムーヴ:5万864台
5位 スズキ・ハスラー:4万7197台
6位 スズキ・ワゴンR:3万8450台
7位 日産ルークス:3万6899台
8位 スズキ・アルト:3万389台
9位 ダイハツ・ミラ:2万9339台
10位 三菱デリカミニ/eK:2万8950台

2025年6月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比3.8%減ながら1万6158台を販売して、13カ月連続でのトップに就く。

続く第2位には、6月に全面改良を実施して第7世代に移行したダイハツ・ムーヴが同252.4%増の1万2765台を売り上げて位置。前月第2位のスズキ・スペーシアは、同5.5%減の1万1744台にとどまって第3位に陥落した。

また、第4位には同5.9%減ながら1万1232台を登録したダイハツ・タントが、第5位には同8.7%増の8303台を成し遂げたスズキ・ハスラーが、それぞれ順位を1つ下げてランクインしている。

注目モデルの動き

5月にスマイルの特別仕様車のクリームコーデを発売したスズキ・ワゴンRは前年同月比5.7%増の7299台を販売して第6位に、受注残の解消に注力するスズキ・ジムニーは同13.9%増の3959台を売り上げて第11位に位置。

2024年11月に仕様変更を図るとともに生産・出荷を本格再開させたダイハツ・タフトは、同11.9%増の3692台を達成して第12位にランクインする。

今後新型ダイハツ・ムーヴはどのようにランクインしていくのか。
今後新型ダイハツ・ムーヴはどのようにランクインしていくのか。    平井大介

一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが同24.4%減の1137台、三菱eKクロスEVが同35.4%減の106台と苦戦。また、EVモデルのe:を含むホンダNバンは同2.8%減の2586台、軽EVバンの三菱ミニキャブEVは同11.5%減の108台とマイナスが続いた。

対して、昨年11月に一部仕様変更を図ったダイハツ・ハイゼット・カーゴ/アトレーは同24.5%増の6886台、2月に安全装備の強化を図ったダイハツ・ハイゼット・トラックは同34.0%増の8114台と好成績をキープ。

さらに、2024年12月に安全性能の向上を図ると同時に生産・出荷を本格再開させたダイハツ・コペンは同8.8%増の359台、トヨタ・コペンは同26.9%増の132台を成し遂げている。

登録車と軽自動車を合わせた2025年6月期の車名別ランキングのトップ5

ホンダNボックスが2カ月連続での首位に立ち、第2位には新型に切り替わったダイハツ・ムーヴがランクイン。前月第2位のトヨタ・ヤリスは、第3位にまで陥落する。

以降はスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントの順で続いた。月間販売台数1万台超えは7車種と、前月から4車種増えている。

一方、2025年上半期の軽自動車の車名別ランキングは、唯一10万台超えを成し遂げたホンダNボックスが首位に就き、以降はスズキ・スペーシア、ダイハツ・タント、ダイハツ・ムーヴ、スズキ・ハスラーの順で並ぶ。

また、登録車と軽自動車を合わせた2025年上半期の車名別ランキングは、ホンダNボックスが4年連続で同期のトップに輝き、以降はトヨタ・ヤリス、スズキ・スペーシア、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タントの順位となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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