MGが半固体電池搭載EV『4X』発表 最新デザインの電動クロスオーバー 欧州導入の可能性も

公開 : 2026.03.17 07:05

MGが新型EV『4X』を中国で発表しました。シリーズ3番目のモデルで、半固体電池を搭載したミドルサイズクロスオーバーとなります。新しいデザイン言語を備え、ブランド発祥の地である英国に導入される可能性も。

航続距離は510km

英国の自動車ブランドで、上海汽車(SAIC)傘下のMGは、クロスオーバータイプの新型EV『4X』を発表した。半固体電池を搭載するとされている。

4Xは既存のハッチバック『4 EV』および『4 EVアーバン』の兄弟車で、中国メディアによると、ボディサイズは全長4.4m、全幅1.8m、全高1.6mになるという。

MG 4X
MG 4X    MG

エクステリアデザインは、最近のMGモデルとは大きく異なる。例えば、フロント下部のグリルはこれまで二分割タイプが主流だったが、4Xでは一体形状となっている。

技術的な詳細は未確認だが、MGは4Xの全モデルに半固体電池を搭載すると述べている。半固体電池とは、従来の液体電解質ではなく、ゲル状の電解質を使用したもので、エネルギー密度を高めるとともに、極寒や酷暑の環境下での性能を向上させると言われている。

その結果、53.95kWhのバッテリーにより510kmの航続距離を実現するという。ただし、これは中国のCLTCテストに基づく数値であり、欧州WLTPと比べて航続距離がやや過大評価される傾向にある。

インテリアは今後数か月以内に公開される予定で、スマートフォンメーカーのオッポ(Oppo)と共同開発したデジタルインターフェースが搭載される。

4Xは、MG 4のシリーズとしては3番目に数えられる。ブランド発祥の地である英国市場にも導入される可能性があるが、どのような位置づけになるかは不明だ。ミドルサイズのクローバーとして、既存モデル『S5』の販売を奪うリスクもある。

とはいえ、MGは英国でのモデルラインナップを急速に拡大している。最近、4 EVアーバンと『S6 EV』、さらに『S9 PHEV』も導入したばかりだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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