マセラティ、次期『クアトロポルテ』にPHEV導入か アルファ・ロメオと連携強める姿勢
公開 : 2025.08.04 06:45
マセラティは電動化を進める中で、プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインの導入を検討しています。アルファ・ロメオの次世代モデルをベースに、『クアトロポルテ』や『レヴァンテ』を開発する可能性があります。
ハイブリッド車拡大 アルファと共同開発も
マセラティは、内燃機関(ICE)と電気自動車(EV)のギャップを埋めるため、プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインの導入を検討している。次世代のクアトロポルテに搭載する可能性がある。
現在、同社は3つのモデルラインに3種類のパワートレイン(純V6、マイルドハイブリッド4気筒ターボ、純EV)を展開している。しかし、CEOのサント・フィチーリ氏はAUTOCARに対して、電動化を進める上で、顧客に「あらゆる可能性」のパワートレインを提供する必要があると語った。

「現時点では、顧客は多少混乱しているため、しっかりコミュニケーションをとる必要があることは確かです」と彼は言う。「PHEV、BEV、マイルドハイブリッドなど、さまざまな選択肢があります。顧客に伝え続けなければなりません」
「完全にBEVに移行する時期はわかりません。将来的には必ず移行しますが、自動車業界全体がいつその方向に進むかは定かではありません。タイミングの問題です。その中間の段階では、技術の開発状況に応じて、MHEVとPHEVを検討する必要があります」
マセラティの現行モデルは、PHEVパワートレインを容易には搭載できないプラットフォームをベースにしている。一方で、兄弟ブランドのアルファ・ロメオは、ICE、EV、ハイブリッドに対応したステランティスのSTLAラージ・プラットフォームを採用する、新型のジュリアおよびステルヴィオの発売準備を進めている。
フィチーリ氏は、マセラティも将来のモデルに柔軟性の高いSTLAプラットフォームを採用する意向であり、アルファ・ロメオとの「相乗効果」の推進により、両社の関係がさらに密接なものになる可能性があると述べている。
これにより、新型のジュリアとステルヴィオが、それぞれ新型のクアトロポルテとレヴァンテのベースとなる可能性が見えてきた。
マセラティは今年、同社初の量産EVとして新型クアトロポルテを発売する予定だったが、昨年、「リスクを一切冒すことはできない」として、7代目モデルの発売を2028年に延期すると発表した。開発は、およそ半分が完了しているとみられている。
新型クアトロポルテを、来年発売予定の新型ジュリアと共通化することで、開発を加速させ、研究開発コストも大幅に削減できる可能性がある。
同様に、新型ステルヴィオを2代目レヴァンテのベースとして活用すれば、人気の高いSUV市場に復帰し、ポルシェ・カイエンと同じようにガソリンエンジン車とEVをラインナップできるだろう。
フィチーリ氏は、両ブランドの「ポジショニングを分離しておく」必要があるとしながらも、「プラットフォーム、電気アーキテクチャー、ソフトウェア、そしておそらくパワートレイン」を共有する機会はあると述べた。
同氏は計画の詳細については明言を避けたが、来年、高出力のICEパワートレインとマニュアル・トランスミッションを採用した超高級スーパーカーを、マセラティとアルファ・ロメオで共同開発する可能性も示唆した。
画像 V8エンジン搭載、高性能のイタリアンサルーン【マセラティ・クアトロポルテ(5代目、6代目)を詳しく見る】 全44枚














































