メルセデス・ベンツ新型『GLA』来年発売へ スポーティな外観へ刷新 ボディはやや大型化?

公開 : 2025.08.14 06:45

メルセデス・ベンツはコンパクトSUV『GLA』の3代目モデルを2026年後半に発売する予定です。欧州で目撃されたプロトタイプは、現行よりもクーペに近いスポーティなデザインを採用していました。

EVとハイブリッドを導入

メルセデス・ベンツは、3代目となる新型『GLA』の開発を進めている。EVモデルを2026年後半に、内燃機関モデルを2027年初頭に発売する予定だ。

MMAプラットフォームを採用する次世代コンパクトカーファミリーの中でも最小のモデルであり、現行のGLAおよびEQAの後継車となる。

メルセデス・ベンツGLA(現行型)
メルセデス・ベンツGLA(現行型)

テスト走行中のプロトタイプの写真から、新型GLAは現行モデルよりもクーペのようなシルエットを強調した、スポーティなデザインとなることがわかった。メルセデス・ベンツの新デザイン『アイコニックグリル』を備えた特徴的なフロントエンドも確認できる。

全長は4500mm強に拡大され、より広々とした車内空間が確保される見通しだ。ちなみに、現行モデルの全長は4410mm、EQAは4463mmだ。

インテリアはまだ確認されていないが、先日発表された新型CLAのデザインを反映したものになると予想される。フルワイドのディスプレイ、AI対応のインフォテインメント機能、より高級感のある内装材を採用するだろう。

EVモデルでは、現行EQAにはないフランク(フロントのトランク)も装備される見込みだ。

詳細はまだ明かされていないが、CLA with EQテクノロジーでは800Vの電気アーキテクチャーを採用し、58.5kWhのLFPバッテリーまたは85kWhのNMCバッテリーから選択可能で、航続距離は750km以上とされる。

CLA with EQテクノロジーのパワートレインは、最高出力272psのシングルモーター仕様と354psのデュアルモーター仕様が用意されている。新型GLAでも同様の構成となる可能性が高い。

一方、内燃機関もCLAと共通化される見込みで、マイルドハイブリッド1.5L 4気筒ターボガソリンエンジン(最高出力は136ps、163ps、190psの3種類)と8速デュアルクラッチ・オートマチック・トランスミッションを組み合わせると予想されている。

新型GLAの生産は、ドイツのラシュタット工場で行われる予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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