どう変わった? メルセデス・ベンツ「GLA」改良新型を日本発売 サスも進化版に

公開 : 2023.09.26 20:37

マイナーチェンジを受けたGLAが日本発売。価格は599万円~です。変更点と走行性能の進化を確認しましょう。

ガソリン/ディーゼルを同時発売 価格は?

メルセデス・ベンツ日本法人が、SUVモデル「GLA」改良新型の日本導入を発表した。

価格とラインナップは下記のとおりだ。

改良新型GLA 180(599万円:画像はAMGラインパッケージ装着車)
改良新型GLA 180(599万円:画像はAMGラインパッケージ装着車)    メルセデス・ベンツ日本

GLA 180(1.4Lガソリン):599万円
GLA 200 d 4マティック(2Lディーゼル):655万円

今回の改良では外観をリフレッシュし、カーナビ機能をSクラスと同世代の最新型にアップデート。

安全性・快適性を高めるアダプティブハイビームアシストなどを全モデルに標準装備した。

音響面では、Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定している。

外観はヘッドライトをシャープな意匠に変更。フロントグリルに、ベンツのSUVに共通するルーバーを装備した。

AMGラインパッケージ(画像)は、クローム仕上げのシングルルーバー・グリルとし、フロントの両サイドに大口径のエアインテークを配置し、アグレッシブな見た目にしている。

リアセクションは、新デザインのディフューザーにより、スポーティで安定感のあるリアビューを演出。LEDコンビネーションランプの意匠も変更し、シャープな印象を高めた。

ホイールは全てが刷新され、「GLA 180」、「GLA 200 d 4マティック」の標準仕様には18インチを、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールを装着。

また、AMGラインパッケージ装着車のホイールアーチが、ブラックからボディ同色に変更され都会的に仕上げられた。

ボディカラーは新色「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加している。

アダプティブダンピングシステムとは

インテリアは、新世代のステアリングホイールを採用し、AMGラインパッケージでは、3本のツインスポークにより近未来感を演出。

ナビ機能・ADAS・インストルメントクラスター内の各種設定を手元で完結できるのが進化点だ。これにより、センターコンソールに設置していたタッチパッドが廃止され、内装をすっきりとした印象にしている。

改良新型GLAの前席(画像はAMGラインパッケージ装着車)
改良新型GLAの前席(画像はAMGラインパッケージ装着車)    メルセデス・ベンツ日本

また、レザーARTICO/ファブリック・シートの中央には、100%リサイクルから得られた原料によるファブリックを採用するなど、カーボンニュートラルの取組みを進めた。

そして、対話型インフォテインメントは最新世代の「MBUX」を標準装備。「ハイ、メルセデス!」の掛け声で起動し、目的地入力・電話通話・音楽選択・気象情報・クライメートコントロール・各種ヒーター・照明など多様な機能に対応する。

加えて、メルセデス・ベンツの最新世代のカーナビシステムとMBUX AR(拡張現実)ナビもオプション設定した。

走行性能では、AMGラインパッケージに「アダプティブダンピングシステム付きサスペンション」と「スポーティエンジンサウンド」を追加。

前者は、各輪のダンピングを、走行状況・道路状況・速度に応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリング特性などを加味して最適に連続可変させるもの。快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現する。

また、ダイナミックセレクトスイッチにより、Comfort、Sport、Sport+の3つのモードを選択でき、Sport/Sport+では減衰特性を固めにして高速走行時でも安定したコーナリングを楽しめ、Comfrotでは路面の凹凸を感じさせない乗り心地を提供する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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