【第11回】サイトウサトシのタイヤノハナシ~ロードインデックスの見方~

公開 : 2025.08.28 17:00

速度レンジQを超える国産スタッドレスタイヤも?

ではタイヤをインチアップしたらスタンダードロードからエクストラロードになった場合、タイヤの空気圧はどう調整したらいいのでしょうか。

この場合は、まずタイヤの指定空気圧を調べます。240kPaだった場合は、スタンダードロードインデックスの94Wの240kPaの空気圧を見ます。650kgなので、今度はエクストラロードのロードインデックス96を見て、650kgを超えている空気圧を見つけます。

見慣れれば、納得、です。*表は途中で折り返し、2段で表示してあります。
見慣れれば、納得、です。*表は途中で折り返し、2段で表示してあります。    斎藤聡作成

260kPaがこれに当たりますので、215/55R17 94Wから2サイズインチアップして225/45R19 96Yにした時の適正空気圧は260kPaになります。

以前、空気圧の0.1~0.2kg/cm2は調整の範囲なんて書いた覚えがあります。空気圧の調整自体はまったく問題ないのですが、kg/cm2は、2023年度版JATMA YEAR BOOKの変更概要に『空気圧単位:kPaに一本化(従来参考として併記していたkgf/cm2を削除)』とありました。

また2024年版には、変更概要として『備考:冬用タイヤの速度記号は“Q、S又はHを用いる”→“ノーマルタイヤの速度記号を上回ってはならない”』と書かれていました。

そう遠くない将来、速度レンジQを超える国産スタッドレスタイヤが登場するのでしょうか。ブリヂストンから新たに登場したスタッドレスタイヤ=ブリザックWZ-1は、7月後半、酷暑の中で行われたアイススケートリンク+一般道試乗会で、ビックリするくらい灼熱のアスファルトをスイスイ走っていました。

というわけで、次年度以降のJATMA YEAR BOOKも、今から楽しみです。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    斎藤聡

    1961年生まれ。学生時代に自動車雑誌アルバイト漬けの毎日を過ごしたのち、自動車雑誌編集部を経てモータージャーナリストとして独立。クルマを操ることの面白さを知り、以来研鑽の日々。守備範囲はEVから1000馬力オバーのチューニングカーまで。クルマを走らせるうちにタイヤの重要性を痛感。積極的にタイヤの試乗を行っている。その一方、某メーカー系ドライビングスクールインストラクターとしての経験は都合30年ほど。

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