業界唯一のブルーレイディスク再生機能を備えたパナソニック・ストラーダ

2015.03.31

パナソニックのカーナビ「ストラーダ」の新しいラインナップとして「美優Navi RXシリーズ」「美優Navi RSシリーズ」の2系列がデビューした。高い人気を誇る「Rシリーズ」からプラットフォーム、地図、AV・ナビ機能すべてを一新した新機種は、ブルーレイ搭載のプレミアム(上位)モデルが「RXシリーズ」、スタンダードモデルが「RSシリーズ」という位置付けである。

これらの新シリーズには、ストラーダとして初めて「美優Navi」(ビューナビ)という愛称が付けられた。「美」はブルーレイディスク再生機能(RXシリーズのみ)に象徴される画質の美しさ、「優」はカメラ付きリアモニター対応や安心運転サポート(後述)などの新機能がもたらす乗員への優しさを表しているのだそうで、特に市販AVナビとして業界初のブルーレイ搭載は話題を呼んでいる。

今回は「RXシリーズ」の200mmワイドコンソール「CN-RX01WD」を、本機と同時開発されたカメラ付きリアモニター「CA-RMC900D」(別売)とともにテストした。

RXシリーズに合わせて開発されたカメラ付きリアモニター「CA-RMC900D」は、9インチ高精細WSVGAモニターと、後席の様子を前席で確認するためのカメラを一体化した新アイテム。
ブルーレイの美しい映像を大画面で満喫できるのはもちろん、後席全体を隅々まで映し出す(後席に座る人の膝あたりまで映る)超ワイドレンズ搭載カメラの働きで、後席に座る子供やペットを前席からしっかり見守ることができる。モニターの固定はヘッドレストのシャフトを利用して無加工で行うことができ、ナビ本体との接続もHDMIケーブル1本でできるため、画質の劣化が少なく設置も簡単。オーバーヘッド型のように見上げる必要がなく、長時間の視聴も快適だ。
 

ブルーレイ搭載を可能にしたのが、自社開発の薄型メカニズムである。カーナビに外付けして使うタイプの車載ブルーレイプレーヤーは既に存在するが、当然ながら場所を取り、使い勝手もいまひとつでコストも高い。一般にブルーレイメカはこれまでのDVDメカと比べて高い放熱性や耐振性を確保しなければならず、AVナビに内蔵できるような小型化(薄型化)が難しかったのだ。そこでパナソニックでは耐振・耐熱性に優れた車載専用光ピックアップを使った独自の薄型メカを開発、本機に初採用した。ストラーダは以前から映像の美しさには定評があり、小さなナビ画面でブルーレイらしさをどの程度上乗せできるのか少し心配だったが、実際に体験してみると映像の奥行き感や滑らかさが明らかに違う。さらに後席では9インチの大画面を持つカメラ付きリアモニターで走行中にブルーレイを鑑賞してみたが、画質が良いと必要以上に凝視しなくて済むせいか、目も疲れにくいことが実感できた。市販のソフトや録りためたテレビ番組など、家庭にあるブルーレイディスクをナビに直接挿して高画質で楽しめるメリットはやはり大きい。

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