【ケータハム・プロジェクトV】量産化に向けプロトタイプ世界初公開!ライトウエイトスポーツカーファン待望の1台 #TAS2026

公開 : 2026.01.10 16:50

ケータハムの日本インポーターであるエスシーアイは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026』において、『プロジェクトV』のプロトタイプを世界初公開しました。市販車が待ち遠しい1台です。

新生ケータハムの歴史的大変革

ケータハムカーズ・ジャパンは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026』において、EVスポーツカーの『プロジェクトV』を出展した。今回展示されたのは量産化に向けて開発、制作したプロトタイプで、世界初公開となる。

1973年に、それまでロータス・カーズのディーラーを営んでいたグラハム・ニアーンによって設立されたケータハム・カーズ。その歴史のスタートのきっかけとなったのは、ロータスがそれまで伝統としてきた『セブン』の生産を中止する決断を下したことにあった。それを受けてケータハムは、セブンの製造権をロータスから取得。現在に至るまでさまざまなセブン・シリーズを送り出してきた。

東京オートサロンで世界初公開された、『ケータハム・プロジェクトV』のプロトタイプ。
東京オートサロンで世界初公開された、『ケータハム・プロジェクトV』のプロトタイプ。    山田真人

そのケータハムは、2021年に日本企業である『VTホールディングス』の傘下に収まることで、経営規模を大幅に拡大。さらに積極的な新型車開発への投資を行う体制を整えた。

そしてその新生ケータハムは今、まさに歴史的な大変革を迎えようとしている。誰もがそう確信したのは、2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのことだった。

ケータハムはここで、『プロジェクトV』とネーミングされたクローズドボディの新型ライトウエイトスポーツカーのプロトタイプを発表。しかもそれは環境対応型という次世代のスポーツカー像を提案する、BEVにほかならなかったのだから、それにこれまでのケータハムのファン、いやライトウエイトスポーツカーのファンから熱い視線が注がれたことは当然だろう。

もちろん、ケータハムがこれまで常に意識してきた、ピュアでシンプル、そして楽しいという車両開発の哲学は、そのままこのプロジェクトVにも継承されている。

法規制対応のためデザイン変更

2026年の東京オートサロンに出品されたプロジェクトVは、2024年、2025年に出品されたプロトタイプをさらに進化させた、よりプロダクションモデルに近い仕様を持つモデルになる。

セブンのオーナーでもあるデザイナー、アンソニー・ジャナレリによってスタイリングされたボディは、基本的にはこれまでのプロトタイプから大きなデザインの変更はないが、法規制への対応を目的にリアのコンビネーションランプが丸型のデザインに改められている。

東京オートサロン2026のケータハム・ブース。
東京オートサロン2026のケータハム・ブース。    ケータハムカーズ・ジャパン

セブンのノーズコーンにインスピレーションを得たというフロントフェイスや、無駄を削ぎ落し機能性に徹した全体の造形は、いかにもケータハムの作といった印象だ。

インテリアにもさらなる進化が認められる。

フラットパネルを基調としたインストゥルメントパネルに丸型のデジタルディスプレイをレイアウトするなど、クラシカルとモダンを融合させたデザインは、これまでのケータハムのカスタマーにも抵抗なく受け入れられるだろう。

ドライビングポジションを始め、スイッチ類の操作性などは十分に考慮されていることは言うまでもない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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