【フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト】初代ゴルフGTI誕生から50周年!DNAをBEVスポーツにも継承 #TAS2026

公開 : 2026.01.10 17:55

フォルクスワーゲン・ジャパンは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026』において、『ID.GTIコンセプト』を出展しました。2026年がGTI50周年であることと大きく関連しています。

GTIのDNAをBEVにも継承

フォルクスワーゲン・ジャパンは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026(以下TAS)』において、3台のモデルをディスプレイした。

『ゴルフR』をベースとした特別仕様車の『ゴルフRブラックエディション』、BEVの大型ミニバンの『ID.Buzz』、そしてここでレポートする『ID.GTIコンセプト』がそれだ。

フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト
フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト    山田真人

プレスカンファレンスの檀上に立った、フォルクスワーゲン・ジャパンのブランドディレクターであるマーティン・ザーゲ氏によれば、昨2025年の日本での新車販売実績は前年比で36%増となる3万1028台だった。

その最も大きな背景にあるのはやはり魅力的な新車の導入にあったわけだが、同時にこれまでの内燃機関モデルとBEVの販売を、ともに強化していくという戦略が功を奏した結果でもあったという。2026年以降、フォルクスワーゲンのBEVは、さらにその商品ラインナップを充実させ、そしてよりカスタマーに親しまれる存在になるとザーゲ氏は語った。

その言葉を証明するかのような、いかにも未来への夢が膨らむコンセプトカーが、ブースの主役となったこのID.GTIコンセプトだ。

GTIの称号は、これまでフォルクスワーゲンのコンパクトスポーツカーの象徴だった。『ゴルフGTI』に始まり、『シロッコGTi』、『ポロGTI』、『ルポGTI』、『up! GTI』。それらはいずれも小さな排気量のエンジンを搭載するモデルでありながら、トータルバランスの高さで大きなドライビングファン(走る楽しさ)をカスタマーに与え続けてきた。

そのGTIのDNAは、はたして電動モビリティの時代にも継承することができるのか。ID.GTIコンセプトは、まさにその夢への挑戦を具現化した1台なのだ。

初代ゴルフGTIに由来するボディカラー

このID.GTIコンセプトが世界初公開されたのは、2023年秋に開催されたミュンヘンIAAモビリティでのことだった。

もちろん今回、東京で改めてそれが披露されたのには特別な意味がある。それは今年が初代ゴルフGTIの誕生から50年という記念すべき年であるということ。そして前で触れたように、これから日本のフォルクスワーゲン車の販売にとって、BEVはさらに重要な役割を果たしていくことを強くアピールするためだ。

フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト
フォルクスワーゲンID.GTIコンセプト    山田真人

プロポーションは、実に端正で、かつダイナミックな印象に包まれている。全長は4104mmとコンパクトだが、ホイールベースは2600mmと長く、それが2ボックスモデルとしての基本的な実用性を確かに備えていることを物語る。全幅1840mm、全高は1499mmだ。

今回東京で展示されたのはダイヤモンドシルバーメタリック仕様だが、これはもう1台製作されたマースレッド仕様とともに、初代ゴルフGTIに由来するボディカラーとなる。

ラジエーターグリルの赤い縁取り、IQ.LIGHT LEDマトリックスヘッドライト、赤い文字のGTIエンブレムにホワイトで照らされるVWのエンブレム。モータースポーツに着想を得たフロントバンパーも、このコンセプトカー専用のデザインとなっている。

前後のホイールは20インチ径で、8本のダブルスポークと8つの開口部からなる円形デザインが採用されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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