【現役デザイナーの眼:トヨタ・ランドクルーザーFJ】本気のサイコロモチーフ 『欲しかった』と思わせる商品開発力

公開 : 2026.02.13 12:05

『これが欲しかった!』と思わせるトヨタの商品開発力

ここ数年のトヨタは、ランクルFJに限らず『こういう人が喜ぶだろうな』という狙いが直感的に伝わるクルマを次々と世に送り出しています。

競技用途のためにボディまで作り替えた『GRヤリス』、大型車からのダウンサイジング需要を受け止める『レクサスLBX』、そしてブランドとして再構築された『クラウン・シリーズ』。いずれも、明快なユーザー像がダイレクトに感じられる新商品を出し続けています。

現在、このクラスのラダーフレームSUVは他にありません。トヨタの商品ラインナップは、ないところをしっかりフォローするような構成になっています。
現在、このクラスのラダーフレームSUVは他にありません。トヨタの商品ラインナップは、ないところをしっかりフォローするような構成になっています。    トヨタ自動車

このような企画は、通常であればコスト面で妥協を強いられるケースが少なくありません。デザイナーも理想と現実との差に悩まされるものです。

しかし最近のトヨタには、そのような妥協が見られない。それを実現できるのは圧倒的なリソースあってこそですが、それにしてもやはり凄いですね。ランクルFJは、その商品開発力を象徴する1台だと言えるでしょう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    渕野健太郎

    Kentaro Fuchino

    プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間に様々な車をデザインする中で、車と社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

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