トヨタ新型「ランクルFJ」初公開 2.7L直4ガソリンで163ps ディフェンダー90のライバル
公開 : 2025.10.22 06:45
トヨタが新型『ランドクルーザー “FJ” 』を発表しました。ランドクルーザーシリーズ最小のモデルで、ランドローバー・ディフェンダー90のライバルとして期待されます。小型ながらも高い走行性能を誇ります。
コンパクトながら優れた走破性
トヨタは、人気のロングセラーSUV『ランドクルーザー』の小型版として、歴史ある『FJ』の名称を復活させた。21日、量産モデルが発表され、来年日本での発売を控えている。
新型『ランドクルーザー “FJ” 』は、より幅広いユーザー層や「新しい世代」にランドクルーザーを浸透させることを目的として開発されたと、トヨタのブランディング責任者サイモン・ハンフリーズ氏は発表会で述べた。

FJ(「Freedom & Joy」の略)は、昨年発売されたランドクルーザー250シリーズと同じプラットフォームをベースとしているが、ホイールベースは270mm短い。
全長4575mm、全幅1855mm、全高1960mmというサイズは、ランドローバー・ディフェンダー90とほぼ同等だ。
小型化されたにもかかわらず、FJは依然として優れた走行性能を備えている。詳細な仕様は未発表だが、トヨタによると最低地上高とアプローチアングルは250シリーズ(215.3mm、31度)と同等でありながら、最小回転半径はわずか5.5mを実現しているという。
ハンフリーズ氏はFJについて「最小限のサイズでありながら、走行性能と機動力の新たな次元を実現しました」と述べている。
パワーユニットは2.7L直列4気筒ガソリンエンジンで、最高出力163と最大トルク25.0kg-mを発生する。6速オートマティック・トランスミッションを組み合わせ、四輪駆動方式を採用した。
トヨタによれば、スリムでありながら強靭な設計で、張り出したバンパーとホイールアーチで「圧倒的な安定感」を表現しているという。
カスタマイズ性も注目点の1つだ。前後バンパーは取り外し可能で、交換や修理がしやすいという。その他にも、円形ヘッドライト、カーゴパネル、エンジン吸気用シュノーケルなどを装着することができる。
インテリアは250と同様に機能性を重視したレイアウトとなっている。12.5インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを中央に配置し、物理ボタンやスイッチが並んでいる。
ハンフリーズ氏は次のように語っている。
「2年前にランドクルーザー250を発表した際、原点回帰でランドクルーザーを再定義しました。その発表の最後に、250はほんの始まりに過ぎないとお約束しました」
「初期からランドクルーザーはファミリーであり、250が中核、300がフラッグシップ、70がワークホースでした。今、このファミリーに新たな仲間が加わったのです」










































