最高に楽しいV10ワゴン! 3万3000ポンドでBMW『M5ツーリング』購入 6歳で憧れた「夢のクルマ」が現実に

公開 : 2026.02.20 11:45

F1の影響も受けた自然吸気V10エンジンを搭載するE61世代のBMW M5ツーリング。英国のジョージ・フラワーデイさんは子供の頃からこのクルマに憧れ、最近中古で入手しました。クルマ好きの父親と共有しています。

子供の頃に憧れた高性能車

英国に住むジョージ・フラワーデイさんがBMW『M5』へ愛着を抱くようになったきっかけは、幼少期に父親が所有していたE39世代の523iだ。

「1998年にM5バージョンが発売された時、僕は確か6歳だったと思いますが、パンフレットを手に入れて学校に持って行き、友達に見せたんです。ところが驚いたことに、誰も興味を示しませんでした」と彼は語る。

ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)
ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)    AUTOCAR

「それから数年後の2004年、E60型M5が登場した時、トップギアでジェレミー・クラークソンのレビューを見ました。僕はなぜか、良いクルマであってほしいと強く願っていました」

「クラークソンらしく、まずカーナビなどの機能を批判し始めましたが、レビューの途中で『ボタン1つですべて修正できる』と認め、『新型M5は究極のドライビングマシンになる』と言ったんです」

そのレビューが決め手となった。12歳のジョージさんは、いつかE60 M5を手に入れると心に決めたのだ。

不安もあるけど「V10は最高」

「その後何年も夢を追い続け、やがて父を説得して探すのを手伝ってもらいました」

「つい最近、ようやく理想の1台を見つけ出し、父にその広告を見せました。買ってくれることを願ってね。そうしたら、父は本当に買ってしまったんです!」

ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)
ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)    AUTOCAR

ジョージさんが見つけた(そして父親が購入した)M5は、実用性の高いステーションワゴンタイプのE61型M5ツーリングだ。2007年登録で、インテルラゴスブルーの塗装はボンネットを除いて美しく、アルミホイールも磨き立てだった。

「走行距離はわずか10万8000kmで、ACL製コネクティングロッドベアリングは新品です。この世代のM5は、パワーと騒音、そしてロッドベアリングが有名ですね。E60やE61のM5ではよくあるトラブルで、修理費も高額なので、交換できて本当に良かった」

「整備記録は完璧なので、運が良ければ今後厄介なトラブルは起こらないはずです。そう願っていますよ。F1の影響を受けた自然吸気V10エンジンは最高に素晴らしいですから」

「エンジンはリマップされていて、ダイナモテストの結果、出力は565psでした。SMGオートマティック・トランスミッションは低速域で少々ぎこちないですが、最近クラッチとポンプを新品に交換しました。問題なければいいなと思っています」

父子で共有 イタリアへの旅行計画も

この車両は個人売買で3万3000ポンド(約690万円)で購入した。筆者が取材する1か月前のことで、まだ慣らし運転の段階だ。

「父のクルマですが、2人でシェアしているんです」とジョージさんは照れくさそうに言う。「父の普段使いはスバルフォレスターです」

ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)
ジョージ・フラワーデイさんが父親と共有するBMW M5ツーリング(E61)    AUTOCAR

ジョージさんはM5の運転席に座る順番を待たなければならない。幸い、その間も彼を楽しませてくれるクラシックカーが他にある。

「僕の最初のクルマはモーリス・マイナーのコンバーチブルで、今も所有しています。ミニ1275 GTもありますし、父はMGミジェットを所有しています。去年は2016年登録のロータス・エリーゼS3も買ったのですが、父は投資になると思っています」

今後のドライブ計画として、今年のイタリアGPを親子で観戦しに行く予定だ。

「数年前にBMW 330dで同じことをしました。F1と繋がりのあるエンジンを搭載したM5で実現できれば、夢が叶いますね!」とジョージさんは楽しそうに話した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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