Gクラスの技術移植 グレナディア・トライアルマスター・レテック(1) まるでムキムキの特殊部隊 ポータルアクスルって何?

公開 : 2026.03.09 18:05

9割のユーザーは標準サスでも不満なし、でも

イネオスは、ガソリンエンジンかディーゼルエンジンか、ワゴンかピックアップトラックか、ウインチの有無などに合わせて、7種類のサスペンション・スプリングとダンパーを用意している。このトライアルマスター・レテックでも、同様の選択はできる。

「標準のサスペンションでも不満はありません。9割のお客様にとって、性能は充分なはずです。かなり過酷なコンディションへ持ち込んでも」。イネオス社COO、ハンス・ペーター・ペスラー氏は、こう説明している。

イネオス・グレナディア・トライアルマスター・レテック(欧州仕様)
イネオス・グレナディア・トライアルマスター・レテック(欧州仕様)

アウトドアな趣味を楽しむような乗り方なら、その中から選べば問題ないだろう。しかし、数100Lの水と専門機材を積んで、荒野を走るドイツの山岳消防隊・救助隊の場合は、もっと強固な足回りが必要になってくる。

減衰力を調整できるKW社製ダンパーや、エアスプリングを内側に組んだコイルスプリングなどのメニューを、レテック社は用意している。外部クーラー付きのダンパーも。

この続きは、グレナディア・トライアルマスター・レテック(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

グレナディア・トライアルマスター・レテックの前後関係

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