メルセデス・ベンツ新型『Aクラス』2028年導入へ 廃止計画は撤回 ハイブリッドとEV展開、ハッチバック形状は維持 

公開 : 2026.03.24 07:05

CLAと同一ラインで生産 車名変更も?

主なデザイン要素としては、CLAやGLCに見られる「シャークノーズ」型フロントエンドの進化形の採用が予想される。サイドプロファイルにおいては、CLAのようなフレームレスドアではなく、フレーム付きドアを採用し、リアに向かって傾斜したルーフラインを持つことになる。

室内は最大5人乗りとなる見込みだ。スライド式または調整可能なリアベンチシートの採用が検討されている。

新型ではCLA with EQテクノロジー(画像)と同じ系統のフロントデザインを採用する見込みだ。
新型ではCLA with EQテクノロジー(画像)と同じ系統のフロントデザインを採用する見込みだ。

Aクラスという名称が引き続き採用されるかどうかは依然として不明だ。現行モデルとは十分に差別化されているため、CLA、GLBGLAといった3文字の名称体系に合わせ、例えば『CSA(Compact Sports A-Class)』といった新たな名称を与えられる可能性もある。

新型は、ハンガリーのケチケメートにあるメルセデス・ベンツの工場で、CLAおよびGLAと並行して生産される見込みだ。

パワートレインはどうなる?

大きな変更点として、新型Aクラスは2011年に遡るモジュラー・フロント・アーキテクチャー(MFA)から、新しいメルセデス・モジュラー・アーキテクチャー(MMA)へと移行する。

MMAは汎用性が高く、同一の生産ラインで完全電動モデルと内燃機関モデルの両方を生産できる。

高性能なAMGモデルも登場する可能性が高い。(画像は現行A 45 S)
高性能なAMGモデルも登場する可能性が高い。(画像は現行A 45 S)

MMAへの移行により、ホイールベースの延長、トレッド拡大、室内空間の拡大が期待される。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラットを、リアに新しい5リンク式を採用する見込みだ。現段階では、内燃機関搭載のエントリーモデルが、現行モデルと同様にリアにトーションビームを採用するかどうかは不明だ。

AUTOCARの取材によると、駆動方式はパワートレインに応じて異なるようだ。EVモデルは後輪駆動、内燃機関モデルは前輪駆動となる見込みだ。

EVモデルには800Vの高電圧システムが採用され、58kWhのLFPバッテリーまたは85kWhのNMCバッテリーが搭載される。他のEVモデルと同様に、最高出力224psのシングルモーター仕様や、354psのツインモーター四輪駆動仕様が設定される見込みだ。

ただ、CLAやGLBで採用されている2速トランスミッションを搭載するのか、それともよりシンプルな1速ユニットを採用するのかはまだ明らかになっていない。

内燃機関モデルは全車マイルドハイブリッドとなり、現行のMMAモデルと同様に、すべて1.5L直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載する。最高出力156psから212psまで、少なくとも5つのバリエーションが展開される見込みだ。

パフォーマンス志向のAMGモデルも用意され、EV版では最大500psに達する可能性もある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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