白眉の操縦性を実現した前例なきSUV アルファ・ロメオ・ステルヴィオ【UK中古車ガイド】 英国で初期モデルは1万ポンドから

公開 : 2026.05.01 18:05

オーナーの意見を聞いてみる

「2020年式で2.0Lガソリンのステルヴィオを購入したのは、4年前。走行距離は1万3000kmほどでした。乗り心地はスポーツカーのよう。燃費は平均10.5km/Lです」

「しばらく経った頃にバッテリーが上がり、幾つかのエラーを誘ってしまいました。点火コイルパックも故障したんですが、正規ディーラーの修理は高額だと知り、自分で対処することに。リード線にワニスを塗って、直せましたよ」

アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ(英国仕様)
アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ(英国仕様)

購入時に気をつけたいポイント

エンジン

ラジエターやホースから、クーラントが漏れていないか確かめたい。パワー不足や不意のエンストは、コントロール・モジュールの不調が原因だろう。回転が安定しない場合は、コイルパックの故障が疑われる。

インテリアと電気系統

バッテリーは経年劣化する。タッチモニターの反応が鈍かったり、フリーズする場合は、システムのリセットで解決することが多い。メーターパネルの警告灯が、平常かも確かめたい。ヘッドライトが突然消えたり、ワイパーが動かなくなることもあるようだ。

ブレーキ

アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ(英国仕様)
アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ(英国仕様)

フルード漏れがないか観察したい。試乗時は、制動力に不満がないかも確かめたい。

ボディとホイール

悪路を走った時間は限られるはずだが、バンパーやボディ底面などの状態は観察したい。アルミホイールは、白いシミのような腐食がないか調べたい。

知っておくべきこと

8速ATの四輪駆動が標準だが、廉価なディーゼルのみ後輪駆動。大径アルミホイールに10スピーカー・オーディオのミラノ・エディツィオーネや、ブラックのトリムとホイールでコーディネートされたネロ・エディツィオーネなど、限定仕様が存在する。

2024年に小改良を受け、デイライトを獲得し、インテリアはアップデートされた。トリムグレード構成も、スプリント、ヴェローチェ、コンペティツィオーネに改められた。

英国ではいくら払うべき?

1万ポンド(約210万円)〜2万4999ポンド(約524万円)

この価格帯で、フェイスリフト前のステルヴィオを充分探せる。グレードやボディカラーは様々で、ガソリンかディーゼルも選べる。年式や走行距離はまちまち。

2万5000ポンド(約525万円)〜4万4999ポンド(約944万円)

強力なガソリンエンジンが中心。価格帯の後半には、フェイスリフト後のステルヴィオや、走行距離の伸びたクアドリフォリオも含まれる。

4万5000ポンド(約945万円)以上

アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2.9 V6 クアドリフォリオ(英国仕様)
アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2.9 V6 クアドリフォリオ(英国仕様)

新車に近いステルヴィオをお考えなら、英国ではこの価格帯から。状態の良いクアドリフォリオも、複数の例から選べる。

英国で掘り出し物を発見

アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2.9 V6 クアドリフォリオ(英国仕様) 走行距離:5万6300km 価格:3万5995ポンド(約756万円)

正規ディーラーでの整備記録が残るクアドリフォリオとしては、お手頃な設定といえる。ニュルブルクリンクを、高性能サルーンに劣らない速さで周回できるはず。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事