2026年版 ガソリンが世界一安い国 10選 「水のほうが高い」ってどんな感覚? 産油国はやはり強かった

公開 : 2026.06.29 11:45

トルクメニスタン:0.428ドル(約69.1円)

イランと隣接するトルクメニスタンは、中央アジア諸国の中で最もガソリン代が安い。石油よりも天然ガスの生産量がはるかに多いが、膨大な石油埋蔵量があるため国内需要の大半をまかなうことができる。なお、国内の給油所はすべて国営である。

トルクメニスタン:0.428ドル(約69.1円)
トルクメニスタン:0.428ドル(約69.1円)

アルジェリア:0.352ドル(約56.8円)

アルジェリアも主要な産油国である。自国の需要を十分に満たした上で、余剰分を他国に販売して収益を上げている。その利益で、アルジェリア政府は国内のガソリン販売価格を低く抑えている。恩恵を受けるのはドライバーだけではない。アルジェリアの公共交通機関の利用料金は非常に安く、国民全員が低コストで移動できるのだ。

アルジェリア:0.352ドル(約56.8円)
アルジェリア:0.352ドル(約56.8円)

クウェート:0.340ドル(約54.9円)

中東の産油国の中で、クウェートはイランの次にガソリン代が安い国だ。これは、余剰石油を世界に販売して得た利益から、国内の燃料価格を補助するという政策によるものだ。

つい最近まで、1Lのガソリンはミネラルウォーター1本より安いほどだったが、燃料価格のわずかな値上げによって状況は徐々に変わってきている。

クウェート:0.340ドル(約54.9円)
クウェート:0.340ドル(約54.9円)

アンゴラ:0.327ドル(約52.8円)

アンゴラは、ナイジェリアに次ぐアフリカ第2位の産油国である。しかし、国内に石油精製所が少ないため、ほとんどのガソリンは輸入されている。輸入燃料のコストに対抗するため、歴代のアンゴラ政府は燃料補助金を支給してきた。

ただし、2023年以降は補助金が段階的に廃止され、国民の反発を招いている。2025年にも燃料価格の引き上げに抗議するデモや暴動が発生した。アンゴラはダイヤモンドを含む天然資源に恵まれているものの、国民への恩恵は決して多くないようだ。

アンゴラ:0.327ドル(約52.8円)
アンゴラ:0.327ドル(約52.8円)

ベネズエラ:0.035ドル(約5.6円)

ここからは文字通り「ケタ違い」に安くなる。南米ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇り、その量は世界全体の約17%と言われている。1970年代から1980年代にかけて国営石油会社が精製設備に投資してきた結果、ガソリン代は非常に安く抑えられ、一般的な乗用車であれば1ドル未満で満タンにできる。

しかし、汚職の影響もあって国内のインフラ設備が老朽化し、生産量は世界第21位に落ち込んでいる。膨大な埋蔵量を持ちながら、それを活かしきれていないのである。

ベネズエラ:0.035ドル(約5.6円)
ベネズエラ:0.035ドル(約5.6円)

イラン:0.029ドル(約4.6円)

イランは石油埋蔵量で世界第3位、生産量で世界第6位を誇る資源大国だ。しかし、精製能力が国内の需要に追いついておらず、ガソリンの多くを輸入に頼っているという現実がある。ただ、イラン政府によって価格統制が行われているため、ガソリン代はこの数年でほとんど変動していない。

つい最近まで、イランは世界で最もガソリンが安い国として知られていたが、現在ではリビアにその座を譲っている。

イラン:0.029ドル(約4.6円)
イラン:0.029ドル(約4.6円)

記事に関わった人々

  • 執筆

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

2026年版 ガソリンが世界一高い国/安い国の前後関係

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