新体制のDS、巻き返しを図れるか 新型『No3』はクロスオーバーからハッチバックへ回帰? 英国市場で苦戦中

公開 : 2026.08.04 17:05

小型車に寄せられる期待

シトロエンの影響は、DS 3の後継車となる新型『No3』(仮称)に表れるだろう。新型では、現在のクロスオーバーから、以前のようなハッチバックのボディスタイルに戻ると見られている。

初代シトロエンDS 3は、シトロエンC3から派生した高級志向のモデルで、好評を博したことからDSブランド立ち上げの基礎となった。初代モデルは2018年に生産終了し、1年後に現行世代のクロスオーバーに置き換えられた。販売台数は直後に落ち込み、いまだに回復していない。

DS 3 Eテンス
DS 3 Eテンス

2018年に英国で販売されたDS 3(ハッチバック)は約3000台だったが、2019年のDS 3クロスバックの販売台数は2000台強にとどまった。それ以降縮小が続き、2025年は133台だった。

このDS 3を小型ハッチバックのボディスタイルに回帰させれば、英国および欧州市場で販売を伸ばす第一歩となる可能性がある。

昨年AUTOCARの取材に対し、DSのデザインディレクターであるティエリー・メトロズ氏は、「販売で大成功を収めた」初代モデルからインスピレーションを得るつもりだと語った。

「初代DS 3は50万台を売り上げました。大成功です。フランスだけでなく、英国でも非常に多くのお客様に支持されました」とメトロズ氏は述べている。

欧州では小型ハッチバックのルノー5 Eテックやプジョー208が人気を博していることから、No3のポテンシャルにも期待が大いに持てるが、販売開始までまだ1年近くかかる可能性がある。それまでの間、No4やNo7といった上位のモデルが奮闘しなければならない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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